大日本スクリーン、第8世代ガラス基板対応のTFT液晶ディスプレー用製造装置を発売
第8世代のガラス基板に対応するTFT液晶ディスプレー用製造装置を発売
~50インチクラスの大型パネルの生産を効率化~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区)のFPD機器カンパニー(社長:矢追 善也)は、第8世代のガラス基板サイズに対応したTFT液晶ディスプレー用塗布現像装置「SK-2200G」を開発、2007年1月から販売を開始します。
近年、急速に拡大している大型液晶テレビの需要は、アナログ放送からデジタル放送への移行という世界的な流れの中で、2007年以降も継続した成長が見込まれています。そのためフラットパネルディスプレー(以下、FPD)業界では、生産効率の向上などコスト競争力の強化を目的としたガラス基板サイズの大型化が進行しており、第8世代対応の生産設備の導入をはじめ、大規模な設備投資が活発になると予想されています。
今回発売する「SK-2200G」は、このような液晶業界の動向に応えるもので、第7世代対応の「SK-1800G」など、長年にわたり培われ高く評価されている当社の技術を応用展開。畳3枚分に相当する、第8世代と呼ばれる2,200mm×2,500mmのTFT液晶用ガラス基板への感光液塗布と、露光後の現像を可能にしています。ガラス基板1枚当たり、40インチクラスで8枚、50インチクラスで6枚のパネルを処理できるこの装置は、第7世代装置を超える処理能力を持つとともに、従来に比べ15%の省スペース化を実現するなど、ますます大型化するガラス基板の生産効率の向上に大きく貢献します。また、感光液の消費量を低減しながらも高い塗布均一性を実現する「リニアコータ」を搭載するなど、ランニングコストや環境負荷の低減にも寄与する装置となっています。
当社は、今回の「SK-2200G」の発売により、大型化の進む液晶ディスプレーのニーズにいち早く対応するとともにFPD業界における競争力の強化を図り、業界トップシェアを誇る塗布現像装置をはじめ、多彩な製品群のさらなるシェアの拡大を目指します。
<販売開始予定>
2007年1月
<国内希望販売価格(消費税別)>
約8億円~10億円
※価格は仕様により異なります。
<年間販売目標台数(初年度)>
8台