フジノン、ハイビジョン対応で小型・軽量の情報カメラシステム「City Sight HD」を発売
ハイビジョン対応で、「小型」「軽量」「お求め易い価格」を実現した画期的な新製品
FUJINON 情報カメラシステム「City Sight HD」
緊急災害報道やドキュメンタリー番組などの制作に威力を発揮!
富士フイルムグループのフジノン株式会社(社長:樋口武)は、情報カメラシステム※1の新製品として、ハイビジョン対応で小型・軽量・お求め易い価格を実現した「City Sight HD」を1月初旬より発売いたします。
ハイビジョン放送が普及する中、緊急災害報道やニュース、動物を扱ったドキュメンタリー番組などの制作現場で、ハイビジョンに対応した小型・軽量・お求め易い価格の情報カメラシステムのニーズが高まっています。これに応え、フジノンは、日本放送協会(NHK)、ソフト開発の株式会社ゼクーと共同で、情報カメラシステム「City Sight HD」を開発しました。
「City Sight HD」は、民生用「080/60i HDV カメラ※2」への搭載を目的に設計することで、従来の放送用ハンディーカメラ搭載タイプに比べ、大幅な小型化・軽量化を実現しております。また、コントローラーで、パン・チルト(左右・上下の動作)、ズーム・フォーカス・アイリス(絞り)などの正確な遠隔制御ができる性能を持ちながら、優れたコストパフォーマンスを実現しております。
※1 一般に「お天気カメラ」や「ロボットカメラ」などと呼ばれている「情報カメラ」を、リモートコントロールするシステム。
※2 民生用に開発されたデジタルハイビジョン記録フォーマットを採用したカメラ。映像出力は放送用ハイビジョン機器と同じ有効走査線数(080本)とフィールド数(60フィールド)。
1.「City Sight HD」( 型名:CPT-6 F-H2A)の主な特長
・小型、軽量、お求め易い価格を実現
・多彩なデジタル制御機能を搭載
・全天候型で屋外の恒久設置が可能
・既存のシステムと接続が可能
2.製品概要
(1)製品名: FUJINON ハイビジョン対応小型情報カメラシステム
「City Sight HD」( 型名:CPT-6 F-H2A)
(2)価格: オープン価格
(3)発売時期: 2007年1月初旬
(4)発売地域: 全世界
(5)初年度販売見込み: 150台
(6)機能と特長
◇小型、軽量、お求め易い価格を実現
「City Sight HD」へ搭載するカメラを、民生用「1080/60i HDV カメラ」とすることで、小型・軽量化を実現しました。また、既存の駆動機構の活用で、大幅なコストダウンを図ったことにより、ハイビジョン対応でありながら、お求め易い価格を実現しています。
◇多彩なデジタル制御機能を搭載
これまで培ってきた高度な制御技術を活用し、コントローラーでパン・チルト、ズーム・フォーカス・アイリスなど迅速で正確な遠隔制御を可能にしています。また、事前に登録設定することで、ボタン一つで呼び出しが行える「ショットメモリー」など多彩なデジタル制御機能を搭載しています。
◇屋外への恒久設置が可能な全天候型
ハウジングには、ワイパーなどを装備。全天候型とすることで、屋外での設置が可能となり、恒久的にお使い頂けます。
◇既存のシステムと接続が可能
通信プロトコル※3の変換技術を駆使することで、お客さまが現在お使いのシステムへ接続して運用することが可能です。
※3 機器間でやりとりされる信号の決まり。
フジノンは、放送用テレビレンズのトップメーカーとして、高画質デジタル時代の映像制作を支えています。テレビの創生期から放送を支えてきた確かな技術力と斬新な発想で世界最高101倍ズームレンズや、デジタルシネマ用レンズなど話題の新製品を次々に送り出すなど、豊富なラインアップで今後も撮影現場の多様なニーズに応えていきます。
≪主な仕様≫
※添付資料を参照
本件に関するお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業部 国内映像機器課 TEL 048(668)2142~4