フジノン、88倍の超高倍率など実現のハイビジョン用ズームレンズ2機種を発売
ワイド側焦点距離8.8mmと88倍の超高倍率を同時に実現!
FUJINON「DIGI POWER 88/DIfGI POWER 88 PF」
クラス最高スペックのハイビジョンレンズで、撮影シーンをますます拡大!
富士フイルムグループのフジノン株式会社(社長:樋口 武)は、DIGI POWERシリーズの新ラインアップとして、ボックスタイプ・ハイビジョンレンズでクラス最高のスペックとなる、ワイド側焦点距離8.8mmと88倍の超高倍率を同時に実現した「DIGI POWER 88」を12月1日より発売いたします。また、「より正確なフォーカシング」を実現したプレシジョン・フォーカス※搭載機「DIGI POWER 88 PF」も同時発売いたします。
※ プレシジョン・フォーカスは、フジノンと日本放送協会(NHK)が共同で、世界で初めて放送用ハイビジョンレンズ用に開発した独自のオートフォーカスシステムです。2003年に映画テレビ技術協会より「技術開発賞」を受賞するなど、その先進性が高く評価されております。現在、スポーツ中継に最適な高倍率ズームレンズ「DIGI POWER 101 PF」、番組制作やニュース取材に最適な超広角ズームレンズ「DIGI POWER 13 PF」、スタジオ用ハンディータイプ「DIGI POWER 22 PF」など充実した商品ラインアップをそろえております。
先のFIFAワールドカップドイツ大会では、ハイビジョンで撮影された公式映像が世界各国で放映されるなどテレビ放送の高画質化・デジタル化が世界的に進んでいます。これに伴い、スポーツ中継などの現場では、高画質で迫力のある映像を撮影するために、操作性が高く、かつワイドから望遠まで対応した高倍率ズームレンズを求める声が急速に高まっています。
このニーズに応え、「DIGI POWER 88」は、ワイド側を重視した設計により、これまで高倍率ズームでは難しかった広角撮影を実現しております。また88倍の超高倍率ズームの搭載で777mmの超望遠撮影も可能にするなど、カメラマンの多様なニーズに応えたレンズです。同時発売するプレシジョン・フォーカス搭載機「DIGI POWER 88 PF」もあわせたこれらのハイビジョンレンズは、2008年の北京五輪をはじめとしたスポーツイベント、演劇やライブなど、様々な撮影シーンで効果を発揮いたします。
1.「DIGI POWER 88/DIGI POWER 88 PF」の主な特長
・ワイド側焦点距離でクラス最高のスペックを実現
・光学性能の向上により自然な表現が可能
・全長の短縮化を実現
・より迅速で精度の高いフォーカシングの実現(DIGI POWER 88 PF のみ)
2.製品概要
(1)製品名:
FUJINON ハイビジョン用ズームレンズ 「DIGI POWER 88/DIGI POWER 88 PF」
(2)価格:
オープン価格
(3)発売時期:
2006年12月1日
(4)発売地域:
全世界
(5)初年度販売見込み:
120台
(6)機能と特長:
◇ワイド側焦点距離でクラス最高のスペックを実現
ワイド側焦点距離8.8mmから超望遠777mmまでの撮影が可能な、クラス最高のスペックを実現しました。この結果、演劇やコンサートの屋内撮影をはじめ、屋外のスポーツ中継などで、ステージ上の俳優や、グランドの選手の臨場感溢れる表情を撮影することが可能となりました。
◇光学性能の向上で自然な表現が可能
色収差をはじめとした収差を焦点距離全域で低減することで、ハイビジョン対応の高精細な映像を忠実に再現します。また、よりいっそうのワイド化を実現しながら、同時にディストーション(歪み)の低減を図ることで、より自然な表現が可能となりました。
◇全長の短縮化を実現
よりいっそうの高倍率化や広角化などスペックの向上を図りながら、同時に全長の50mm以上の短縮化(当社比)を実現しています。操作性の向上とともに中継車への搭載時のスペースユーティリティーなどにも寄与します。
◇より迅速で精度の高いフォーカシングの実現
「DIGI POWER 88 PF」は、「DIGI POWER 88」の機能に加え、更に好評のプレシジョン・フォーカスを搭載することにより、迅速且つ精度の高いフォーカシングを実現しております。
フジノンは、放送用テレビレンズのトップメーカーとして、高画質デジタル時代の映像制作を支えています。テレビの創生期から放送を支えてきた確かな技術力と斬新な発想で世界最高101倍ズームレンズや、デジタルシネマ用レンズなど話題の新製品を次々に送り出すなど、豊富なラインアップで今後も撮影現場の多様なニーズに応えていきます。
3.主な仕様
(※ 関連資料を参照してください。)
< お問い合わせ >
お客様:営業部 国内映像機器課
TEL 048(668)2142~4