日本IBM、ぷららネットワークスのWebCGIシステムを構築
ぷららネットワークスの新WebCGIシステムを構築
-サーバー統合によりシステム運用コストを半減-
日本IBM(本社:東京都港区、社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は、株式会社ぷららネットワークス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:板東浩二)の新WebCGIシステムを構築しました。2006年11月より稼動を開始し、今回のサーバー統合による新システムの移行で、今後のWebCGIシステムの年間総コストを45%削減できる見込みです。
WebCGIシステムは、インターネットサービス・プロバイダ「ぷらら」個人会員向けのホームページサービスのオプションとして、web上で掲示板、チャット、アンケートなどの仕組みを実現するためのCGI(Common Gateway Interface)の設置・動作を提供するシステムです。従来のWebCGIシステムの負荷増大などに伴い新システムへの移行を検討、新WebCGIシステム構築にあたっては、ビジネスの拡大に柔軟に対応できる拡張性を重視しました。また、今後より戦略的なIT投資を行うため、システムコストの最適化も目的とし、検討を重ねました。その結果、システムとして拡張性と柔軟性に富み、かつ価格性能比に優れたIBMのUNIX(R)サーバー「IBM(R) System p5(TM) モデル550Q」が採用されました。
今回、ぷららネットワークスでは、従来約30台のIAサーバーで提供していた個人会員向けホームページ用CGIサービスを、2台の「IBM System p5 モデル550Q」に統合しました。このサーバー統合により、サーバーの台数が大幅に削減され、データセンタースペースおよび運用費用を、またサーバー台数の削減によるソフトウェアのライセンス費用やメンテナンス費用を大幅に削減できます。これらの総合効果で、システムの年間総コストがおよそ45%削減できる見込みです。また、サーバーの総消費電力を従来から約80%削減することが可能で、環境負荷の低減にも貢献します。
今回採用された「IBM System p5 モデル550Q」は、システムの拡張性を実現するIBM独自の仮想化技術により、1台の「IBM System p5 モデル550Q」上に最大40個まで論理区画を拡張することができます。今回のシステム統合では、2台の「IBM System p5 モデル550Q」上それぞれに5個以上の論理区画を設定し稼動させており、ホームページ用CGIサービスの提供のみならず、今後のビジネスの拡大に向けての拡張性も確保しています。また、システムへの突発的な負荷増大へ迅速に対応できる柔軟性も実現しています。サーバーへのアクセスが急増し追加のシステム資源を必要とする論理区画に対して、余裕のある論理区画から自動でシステム資源の再配置を行うことが可能です。
■株式会社ぷららネットワークスについて:
ぷららネットワークスは、2005年12月に創立10周年を迎えた、会員数223万人(2006年9月末)のインターネットサービス・プロバイダ(ISP)です。インターネット接続をはじめとする従来のプロバイダ・サービスに加え、テレビで視聴可能な映像配信サービス「4th MEDIA(フォースメディア)」など付加価値の高いサービスを提供し、「ブロードバンドサービス・プロバイダ(BSP)」としてビジネスを展開しています。
以上
*IBM、System p5はIBM Corporationの商標または登録商標。
*UNIXは、The OpenGroupの米国内外における登録商標。
*その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。