JSR、台湾のディスプレー材料工場の第2期工事に約30億円投資
JSR、台湾のディスプレイ材料工場第2期工事着工
-生産能力増強と現地サポート体制の強化-
JSR株式会社(社長:吉田淑則)は、台湾雲林県中部科学工業園区(中部サイエンスパーク)雲林虎尾基地内にあるJSRマイクロ台湾の第2期工事に着手しました。現在生産中であるLCD(液晶ディスプレイ)用着色レジストに加えて、保護膜、感光性スペーサーの現地生産を2007年秋に開始することに加え、サンプル製造ラインとラボラトリーの設置を行い、台湾の顧客に対する技術サポート体制の強化を図ります。来る12月1日に起工式を行います。
液晶テレビ出荷台数は、旺盛な需要に牽引され2010年まで年率20%以上の成長が見込まれるといわれています。台湾に於いても大手パネルメーカーでの大型投資が決定しており、台湾市場が、韓国、日本と並んで中長期的にパネル市場を牽引する見通しです。当社は今回の台湾工場第2期工事実施により、LCD材料の生産能力増強と品揃えの拡大に加え、開発機能の拡充を図り、技術サポート体制の強化を図ります。
当社は、着色レジストをはじめ、保護膜、感光性スペーサー、配向膜、偏光板用位相差フィルム(アートンフィルム)、反射防止コート材、ハードコート材など、先端技術に基づいた幅広い液晶関連製品群を展開しています。四日市工場、JSRマイクロ九州(佐賀県)、JSRマイクロコリア(韓国梧倉)、JSRマイクロ台湾を稼動させることにより生産供給及び開発体制を一層強化し、グローバルベースのサービス・サポート体制とサプライチェーンの強化を実施していきます。
【 JSRマイクロ台湾概要 】
設立日:2005年3月16日
代表者:辻 昭
資本金:200百万NT$(JSR100%出資)
所在地:中部科学工業園区虎尾園区雲林県虎尾鎮
第1期工事総投資額:約30億円
第2期工事総投資額:約30億円