リニアテクノロジー、4チャネル・デルタシグマ・アナログ-デジタル・コンバーターを販売
リニアテクノロジー、新製品「LTC2492」を販売開始
較正された温度センサとEasy Drive 入力電流キャンセル機能を搭載した
小型24 ビット4チャネル・デルタシグマ ADC
2006年11月28日 - リニアテクノロジーは、4mm×3mm小型DFNパッケージに温度センサと新しいフロントエンド設計を搭載した4チャネル・デルタシグマ・アナログ-デジタル・コンバータ(ADC)「LTC2492」の販売を開始しました。
また、より低分解能のアプリケーション向けには、ピン互換の16 ビットADC「LTC2488」 を提供します。
LTC2492およびピン互換の16 ビットADC 「LTC2488」 はそれぞれDFN-14(4mm×3mm)パッケージで供給され、ピン互換およびコード互換ファミリを提供するので、性能/コスト比を最適化できます。LTC2492とLTC2488ともにコマーシャル温度範囲とインダストリアル温度範囲があり、1,000 個時の参考単価はLTC2492が366円(税込み)から、LTC2488が266円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC2492はEasy Drive(TM)設計によって差動入力電流の平均値がゼロになるので、内部バッファを使用せずに高インピーダンス入力源を測定できます。
この特許取得のサンプリング回路により、フロントエンド信号調整回路の設計を簡素化し、ブリッジ、RTD、熱電対、高インピーダンス・センサからADC を直接ドライブできます。優れたDC 精度(INL が2ppm)を維持しながら、レール・トゥ・レール入力信号を直接デジタル化可能です。
LTC2492は、分解能が1/30 ℃で絶対精度が2℃の高精度温度センサを内蔵しています。このADC は温度センサまたは入力マルチプレクサの出力を変換します。入力マルチプレクサは4つのシングルエンド・チャネル、2つの差動チャネル、あるいは2つのシングルエンドと1つの差動チャネルの組み合わせに設定できます。新しいチャネルが選択された後、No Latency デルタシグマ(TM)デジタルフィルタは1 サイクルで安定します。
LTC2492 は4 線SPI互換シリアル・インターフェイスを介して通信を行い、内部発振器を使用して15Hz または7.5Hzで変換を行います。LTC2492は、入力電圧の全範囲で600nVRMS のノイズを維持しながら50Hz、60Hzまたは50Hz/60Hz 同時の入力周波数を除去するように設定できます。
LTC2492の特長
・2つの差動/4つのシングルエンド入力チャネル
・Easy Drive(TM)技法により、差動入力電流がゼロのレール・トゥ・レール入力が可能
・最大限の精度で高インピーダンス・センサを直接デジタル化
・4mm×3mmの小型DFNパッケージ
・RMS ノイズ:600nV
・高精度温度センサを内蔵
・50Hz、60Hz または50Hz/60Hz 同時の除去モードをプログラム可能
・INL が2ppm、24 ビット、ミッシングコードなし
・2.7V~5.5Vの単一電源動作(0.8mW)
・SPI互換シリアルI/O
(注)
デルタシグマ
600nVRMSのVRMSは下付
以上
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