マイクロソフト、「Windows Vista」など法人と企業向けライセンス提供を開始
Windows Vista(TM)、2007 Office system、Exchange Server 2007の法人および企業向けライセンス提供を発表
~57の法人と企業が早期採用と導入を表明~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、Microsoft(R) Windows Vista(TM)(以下、Windows Vista)、2007 Microsoft Office system(以下、2007 Office system)、Microsoft Exchange Server 2007(以下、Exchange Server 2007)を、「マイクロソフト ボリューム ライセンス」を通じて法人および企業向けに提供することを発表します。また、マイクロソフトはこれらの製品を本日、全世界で同時に発表します。
Windows Vistaと2007 Office systemは本日までに提供を開始し、Exchange Server 2007は12月中旬より提供を開始します。また、ボリューム ライセンス以外(パッケージ製品、PCへのプリインストールなど)での製品の提供開始は、2007年1月30日を予定しています。
Windows(R)オペレーティング システム(OS)とOffice製品群を同時に提供するのは、1995年のWindows 95およびOffice 95の提供以来11年ぶりであり、マイクロソフトの歴史の中でも非常に重要な製品発表となります。
Windows Vista、2007 Office systemおよびExchange Server 2007は、ユーザーからの膨大なフィードバックに基づいて開発した製品です。マイクロソフトは全世界で500万以上、日本においても100万以上にものぼるベータ版を配布し、ユーザーが実際に利用するシナリオから10億以上のフィードバックを得ることができ、高い製品品質とユーザビリティの向上を実現しました。
開発段階からの早期製品評価を通じて、日本国内において既に57もの法人、企業がこれらの製品の採用を表明しています。これは、前バージョンであるWindows XP、Office 2003およびExchange Server 2003の提供開始時と比較して5倍以上の早期採用表明企業数となります。
Windows Vista、2007 Office systemおよびExchange Server 2007の採用が決定しているお客様より以下のコメントを頂戴しています。
「Think GAIA(TG)Workstyleの実現において、ITの果たすべき役割は非常に重要で、これを実現するキーワードとして、【シームレスコネクティビティ】というものを考え、新しいB2E環境の構築を目指してまいりました。これらを実現する上で、統合的なマイクロソフト製品によるソリューション基盤を構築し、SharePoint Server 2007、Exchange Server 2007、そしてWindows Vistaの導入を決定いたしました。これらのソフトウェアを利用することにより、ユーザーの利便性を向上させるだけではなく、企業が最も着目しているコンプライアンスやセキュリティ対応にも十分配慮されたソリューションが実現できると考えています。毎日どんな風に働くか「TG Workstyle」新しい21世紀の働き方、これを求めて私たちも頑張ります。」
三洋電機株式会社
ITシステム本部 本部長 小澤 稔弘 様
「三共と第一製薬は日本発のグローバル創薬型企業を目指し、2007年4月に「第一三共」として生まれ変わります。第一三共は業界最高水準の事業運営効率と一気通貫のマネージメントを掲げ、その達成のための情報共有基盤として企業情報ポータルにSharePoint Server 2007(予定)を導入することを決めました。第一三共グループにおいて、知の共有、内部統制の強化、社内コミュニケーションの活性化を実現するツールとして同システムに大きな期待をしております。」
第一三共株式会社
情報共有ポータルサイト制作プロジェクトリーダー 加藤 直也 様
「Exchange Server 2007を利用し社外からでも、セキュリティを確保した状態で、電子メールやドキュメントなどの情報へアクセスする環境を作り、“いつでも、どこでも”を実現する新しいワークスタイルを実践していきます。」
株式会社ニコン
情報システム部 ゼネラルマネジャー 飯塚 芳康 様
「ニッセンでは損益に直接寄与するIT投資は一巡した感があり、アプリケーションのIT投資による利益享受は評価が困難になってきました。そのような状況の中でIT部門が全社に貢献できるものの一つが、インフォメーションワーカーの生産性を(ITを利用して)向上させることです。今回の2007 Office systemは、従来の機能強化重視ではなく、数多くある機能を効率的に利用できるような改善が多く追加されているため、よりよい結果をより早くより正確にあげることができます。本当に従業員の生産性向上に寄与する製品が出てきたと感じ、その効果に大いに期待しています。」
株式会社ニッセン
コーポレート コントロール IT企画グループ IT活用推進担当 シニアアソシエイト 横手 慎一 様
マイクロソフトは、「企業にとって最も重要な経営資源は「社員」であり、「社員」の潜在力を最大限に引き出すことがビジネスの成功につながる」という「People-Ready ビジネス」を企業向けのビジョンとして提唱しています。Windows Vista、2007 Office systemおよびExchange Server 2007は、「社員」の潜在力を最大限に引き出すためのソフトウェアであり、本ビジョンを具現化していくものでもあります。
Windows Vistaは、大量の情報から必要なものだけを容易に見つけ出す強力な検索機能や新しいインターフェイス、高度なアカウント制御とシステム全体を暗号化するBitLockerなどの大幅に強化されたセキュリティ機能を搭載したWindows OSの最新版です。また、数多くの革新的な機能を組織内に容易に導入・展開できるツールも標準で実装しており、法人および企業ユーザーは、生産性やセキュリティの全社レベルでの向上を低コストで実現することが可能です。
2007 Office systemは、個人や組織レベルの業務を合理化し、生産性を向上するためのデスクトップ アプリケーションおよびサーバー ソフトウェアからなる製品群です。新しい結果指向のユーザー インターフェイスと強化されたグラフィック エンジンにより、操作性の向上と表現力の優れたドキュメントを効果的に作成することができます。さらに中核となるMicrosoft Office SharePoint(R) Server 2007(以下、SharePoint Server 2007)と連携することで情報共有、コンテンツ管理、プロセス管理、ビジネスインテリジェンスを支援し、組織全体の生産性の向上を実現します。
Exchange Server 2007は、高度なセキュリティ、コンプライアンス対応機能を標準搭載し、また、64bit対応による圧倒的なパフォーマンスと可用性を実現するメッセージングシステムです。Outlook 2007をはじめとする2007 Office systemとの親和性と、柔軟なモバイル対応機能により飛躍的な生産性を発揮し、セキュリティ、法令遵守、生産性といった情報システムにおけるさまざまな課題にバランスよく対応します。
これらの新製品を活用し、以下のような観点から新しいワークスタイル(働き方)を実現します。
・ 共同作業の簡素化
新しいWindows Vistaは、ノートPC向けのモバイル機能が大幅に強化され、場所や時間にとらわれず常に快適な作業を行うことができます。Exchange Server 2007では、ノートPCやモバイル端末に加え、電話による音声アクセスが可能になり、瞬時に情報やメッセージの入手が可能となります。また、SharePoint Server 2007とMicrosoft Office Groove 2007(以下、Groove 2007)は、これらの情報を共有するコラボレーション環境を提供し、従業員の生産性を最大化するワークフローの実現を支援します。
・ 情報検索とビジネス対応力の強化
検索技術とビジネス インテリジェンスを実現するツールセットにより、データや情報を即座に検索し、分析、企画立案から実行まで一貫したビジネスの展開を支援します。
・ コンテンツの保護と管理
大幅に強化されたコンテンツ管理とデータの保護機能を利用することで、機密性の高いデータや情報を保護し、ビジネス プロセスの自動化とコンプライアンスの強化に寄与します。
・ ITコストの削減とセキュリティ強化
これらの製品は、“Secure By Design”と“Secure By Default”のコンセプトに従い、開発設計とデフォルトの設定がセキュアに開発されています。これにより、セキュアな環境を保ちつつ、製品の容易な展開、管理を実現し、ユーザーにコスト削減効果をもたらします。
本日の発表は、3つの新製品をボリューム ライセンスを通じて提供開始することです。ボリュームライセンスは、5ライセンス以上のライセンスの購入に最適な購入形態で、保有するPCの台数が250台以下のお客様向けの「Open License」と、250台以上の「Select」プログラム、および全社契約の「Enterprise Agreement」があります。また、ソフトウェア ライフサイクルを通して様々な特典の利用が可能な「Software Assurance(以下、SA)」が提供され、企業の規模や様々なニーズに合わせた、シンプルで柔軟、かつ低価格なソフトウェア購入と管理性の大幅な向上を実現します。今回ボリュームライセンスを通じて提供するWindows Vistaは、Windows Vista Business、Windows Vista EnterpriseおよびWindows Vista Ultimateの3エディションです。このうち、Windows Vista Enterprise およびWindows Vista Ultimateは、SAを購入したユーザーのみに提供されます。
Windows 95とOffice 95は、人々の働き方に大きな変革をもたらしました。本日発表するWindows Vista、2007 Office system、Exchange Server 2007は、今後の10年間の新たなイノベーションの始まりとなり、法人および企業における新しいデジタル ワークスタイルを実現していく中核となるソフトウェアです。
<添付資料1>
<添付資料2>
(※ 関連資料を参照してください。)
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Windows Vista、BitLocker、SharePointは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。