中部電力、アフリカの地方電化推進プロジェクトのコンサルタント業務を受諾
アフリカにおける地方電化推進プロジェクトの受託について
中部電力株式会社(以下、中部電力)とコーエイ総合研究所(以下、コーエイ総研)は、このたび、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の「アフリカ・マラウイにおける地方電化推進プロジェクト」に関するコンサルタント業務を共同受託いたしました。
本プロジェクトは、2009年11月までの3年間の予定で、人口の8割が暮らす地方の電化事業を促進するために、マラウイ政府の地方電化担当部署の事業実施能力の向上を支援することを目的に行うものです。
当社としては、同プロジェクトへの参画を、海外エネルギー事業の柱の一つである「海外コンサルティング事業」の一環と位置づけており、今後、専門家チームの一員として当社社員を現地へ派遣し、以下の取り組みを進めてまいります。
◇プロジェクトの概要
(1)プロジェクト名:
マラウイ国地方電化推進プロジェクト
(2)実施地域:
マラウイ国全土
(3)実施期間:
平成18年12月~平成21年11月(36ケ月間)
(4)主な実施内容(主として、以下の業務に関するアドバイスを実施)
・配電線延伸工事の事業監理
・地方電化基金設立に伴う財務管理手法の確立
・太陽光発電システムの技術監理
(5)プロジェクトの背景
マラウイは、北海道と九州を合わせた程度の国土面積(11.8万km2)に人口約1200万人が住む。世帯の平均電化率は、全国で7%に対して、人口の8割が住む地方部では1%と低く、未電化家屋の多くは灯油や薪などをエネルギー源にしており、都市化が進んでいない。
マラウイ政府は、地方に点在する商店街の電化を経済開発の柱とした地方電化プログラムを推進しており、日本政府は99年以降、資金協力、JICAの専門家派遣、開発調査、研修等を通じて地方電化を支援してきたが、今後、同プログラムがピークを迎えるため、本プロジェクトによって計画実施能力を強化させることとなった。
以 上
<別 紙>マラウイの地図
添付資料をご参照ください。