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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'05.16.Wed

米AMD、次世代コンピューティング推進で65ナノメータ(nm)プロセス技術へ移行

※このプレスリリースは、米国サニーベール12月5日発英文リリースの抄訳です。

AMD、65nm技術への移行によってエネルギー効率に優れた次世代コンピューティングを推進

- 65nmへの迅速な転換によって、プロセス技術の移行を計画通りに継続 -


 AMD(本社:米カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ヘクター・ルイズ)は本日、エネルギー効率に優れた次世代コンピューティングの幕開けとなる65ナノメータ(nm)プロセス技術への移行を発表しました。その第一弾として、デスクトップPC向け低消費電力版AMD Athlon(TM) 64 X2デュアルコア・プロセッサの供給を開始しました。65nmプロセス技術への移行によって、300mmウェハから生産可能なプロセッサの数が増加することに伴う生産力向上の実現と同時に、性能の向上、消費電力の抑制を積極的に推進することが可能となります。線幅65nmのAMDプロセッサは、複数のアプリケーションを同時に走らせるマルチタスク使用の際に優れた性能を発揮するとともに、自宅とオフィス環境双方において最適な省スペースPCを実現します。AMDでは、2007年中旬までにFab 36における生産を65nmに完全移行する計画です。65nmへの移行を短期間で実施することにより、AMDは効果的に生産能力を拡大し、x86プロセッサに対する世界的な需要増に応えていきます。

 AMDのBob Brewer(ボブ・ブリューワー、デスクトップ部門担当上席副社長)は、次のように述べています。「AMDはデスクトップとサーバのワット性能で揺るぎないリーダーシップを発揮しており、低消費電力版AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサなら、顧客企業も消費者の皆様に大きなメリットをもたらすことが可能です。低消費電力と静音動作を実現したソリューションへの要求は高まり続けています。AMDでは、製造効率の改善によってエネルギー効率に優れた次世代のデスクトップPC向けプロセッサを実現することによりこうした市場のニーズに応え、高い信頼性を備えるAMD64プロセッサによってOEMのお客様が性能において妥協することなく技術革新を進められるようにしています。」

 Microsoft Windows Vista(TM)と65nmのAMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサによって可能となる、高速かつ驚くべき高解像度の3Dビジュアル効果に対応したシステムを、エイサー、デル、Founder、ゲートウェイ、HP、Lenovo、パッカードベル、TongFangなどの、世界の有力システムビルダが供給を開始しています(一部メーカは2007年第1四半期から)。

 エイサーのJim Wong氏(ITプロダクトビジネス・グループ担当、プレジデント)は、次のように述べています。「エイサーは、お客様の効率性と生産性を高める、最先端かつ信頼性の高いシステムを提供する事に全力を注ぎます。我々のAspireファミリの高性能デスクトップ・システムと新しい低消費電力版AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサの組み合わせは、より高性能かつ低発熱なコンピューティングエクスペリエンスを実現し、人々とテクノロジとの間に存在する障壁を乗り越えることを促進します。」

 デルのVivek Mohindra氏(プロダクト・グループのデスクトップ製品マーケティング担当、バイスプレジデント)は、次のように述べています。「お客様の要望に耳を傾け、革新的なテクノロジ製品を高価値かつ高品質で提供しているデルは、デスクトップPCの出荷で業界をリードしています。新しい低消費電力版AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサを搭載するDell OptiPlexデスクトップとDimensionデスクトップ製品は、さまざまな選択肢、要求に応じたデュアルコア性能と電力効率を提供し、オフィスの生産性ニーズやエンターテインメントのニーズに応えます。」

 HPのShagorika Dixit氏(北米コンシューマ・コンピューティング担当、シニア・プロダクトマーケティング・マネジャー)は、次のように述べています。「世界をリードするPCメーカであるHPは、業界をリードする最先端技術をいち早く提供しています。次世代の低消費電力版AMDプロセッサによってHPは、手ごろな価格で環境にも配慮した各種のデスクトップ製品における、エネルギー抑制ソリューションを積極的に開発し、消費者の皆様や顧客企業のエネルギーコスト削減に寄与し続けます。」

■最先端のシリコン・プロセスと製造技術:
 AMDが業界をリードする90nm高性能・低消費電力SOI(シリコン・オン・インシュレータ)技術を基盤とするAMDの65nm SOI技術は、90nmの高性能技術、拡張性、電力効率をすべて受け継ぎます。65nmへの移行は線幅の縮小につながることから、300mmウェハから切り出せるプロセッサの数が増加、また生産能力は向上し、結果として、生産量の拡大と製品強化が可能となります。AMDの65nm技術プロセスは、IBMとの技術提携から発展したものであり、AMDに極めて大きな利益をもたらしてきました。

 マイクロエレクトロニクス業界の有力技術アドバイザーであるSemiconductor Insights(SI)はこのほど、デスクトップPC向け65nm AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサの分析を実施し、その結果からSemiconductor Insightsはこの度、「2006 INSIGHT Award for Most Innovative Process Technology」をAMDに授与しました。

 Semiconductor InsightsのDon Scansen氏(リード・プロセス・アナリスト)は、次のように述べています。「AMD Fab36で製造された65nm AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサは、35nmの最小ゲート長、銅メタル層(9層)、アルミニウム・メタル層(1層)、歪みシリコン・チャネル、SOI基板を使用していることが確認されました。これは、極めて見事な技術パッケージといえます。」

 AMDは、Continuous Transistor Improvement(CTI)とShared Transistor Technology(STT)を通じて、積極的かつ統制のとれたトランジスタ開発アプローチを採用しています。CTIにおいては、継続的にトランジスタの改良を実行します。絶え間ない改良サイクルによってAMDは、常にトランジスタ・レベルの性能と電力効率の最先端にあり続けると同時に、最先端技術の量産化を迅速かつ円滑に実行することが可能となっています。STTでは、前世代の最先端トランジスタを、次世代プロセス技術の当初より使用することにより、新プロセスノードにおけるトランジスタの信頼性と性能を最大限に高めています。

 両アプローチの組み合わせは、世界クラスの歩留まりで迅速な技術移行を成功を収め続けており、そのことは製品性能と電力管理において、AMDがリーダーシップを維持し続けていることで証明されています。

■グローバル環境への絶え間ない取り組み:
 低消費電力版AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサは、ワット性能を向上させ、電力消費を抑制します。AMDは、65nm技術世代においても、AMD64プロセッサとプロセス技術の強化を継続し、エネルギー効率を一段と高めたプロセッサを供給していきます。これは、グローバル環境の改善に取り組むAMDの姿勢を示すものです。次世代の低消費電力版プロセッサは、数々の賞に輝くAMDのCool'n'Quiet?テクノロジを補完するものであり、実際に必要とされるパフォーマンスにプロセッサの稼働率を合致させるシステムを実現します。

 2005年3月、米環境保護庁(EPA)は、エネルギー効率に優れたコンピュータ技術の発展に寄与したとして、AMDのCool'n'Quiet?テクノロジを表彰しました。
 AMDは、環境に配慮する企業として、EPAをはじめとした、エネルギー効率に優れた技術の開発と提供を推進する世界の機関をサポートしています。AMDのエネルギー消費データを基に算出すると、AMDのデスクトップ/モバイル・プロセッサを採用したシステムは、EPAが新たに発表した「ENERGY STAR Version 4」コンピュータ仕様(2006年10月20日改訂、2007年7月20日施行)の基準を満たし、多くの場合は要件を満たす以上の数値を示すと考えられます。

 EPAのBill Wehrum氏(大気および放射線担当アシスタント・アドミニストレータ代理)は、次のように述べています。「コンピュータ業界の革新的精神はいま、エネルギー効率革命の原動力となっています。EPAとそのパートナは、ENERGY STARを通じて、持続可能な環境を将来の世代のために保全する取り組みを進めています。エネルギー効率に優れ、コンピュータユーザの環境へ及ぼす影響を低減することが可能なマイクロプロセッサ技術を開発しているAMDなどの革新リーダーを歓迎します。」

■革新的ソリューションに不可欠な安定したプラットフォーム:
 AMDは、傑出したメインストリームPCエクスペリエンスの創造を可能にする最高の技術を実現したベター・バイ・デザインソリューションの提供により、最高峰のグラフィックス性能、高画質動画、アイドル時の消費電力の最小化を達成します。有力OEMとシステムビルダ、さらには大手チップセット、グラフィックス、マザーボード・ベンダとの提携を通じて、AMDは、お客様が最先端の安定した技術を選択し、差別化された革新的ソリューションを開発できるよう、オープン・プラットフォーム・アプローチを推進しています。
 Socket AM2互換プロセッサは、高い評価を得るAMD64アーキテクチャを強化するもので、AMD Virtualization?テクノロジや、高性能アンバッファードDDR2メモリなど、次世代のプラットフォーム革新を可能にします。
 さらに、Socket AM2の使用は、マザーボード・メーカの作業を簡素化するほか、規模の経済によってコストを削減し、よりよい製品を低価格で実現します。

 全てのAMD64プロセッサは現在Windows Vista対応であり、ユーザにWindows Vistaのパフォーマンスとエクスペリエンスを実感するのに必要な基盤を提供します。

 MicrosoftのMike Sievert氏(Windows担当、コーポレート・バイスプレジデント)は、次のように述べています。「Windows Vistaオペレーティングシステム(OS)を使用してお客様が当然得るべき、そしてまた期待するであろう、品質、セキュリティ、コンピューティング・エクスペリエンスを実現するため、MicrosoftとAMDは協力してきました。AMDが65nm技術へと移行することで実現するプロセッサの電力効率と性能の向上に期待しており、また、Windows Vistaエクスペリエンスのさらなる強化を続けてくれるものと考えています。」

■価格について:
 65nm AMD Athlon 64デュアルコア・プロセッサ5000+、4800+、4400+、4000+の1,000 個ロット時の単価は、それぞれ301ドル(36,556円)、271ドル(32,913円)、214ドル(25,990円)、169ドル(20,525円)です。
 価格に関する詳細は、http://www.amd.com/pricingをご覧ください。

■AMDについて:
 AMD(NYSE:AMD)は、コンピュータ業界、グラフィックス、家電業界向けに革新的なマイクロプロセッサ・ソリューションを提供するグローバル・プロバイダです。AMDは、世界中のコンシューマおよびビジネス分野のお客様を支援する、徹底したお客様中心主義の理念に基づくソリューションを提供します。それにより、オープンな技術革新の促進、選択肢の拡大、さらに業界の発展に向けて努力します。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。詳細については、http://www.amd.com(英語)または http://www.amd.co.jp(日本語)をご覧ください。

 AMD、AMD Arrowロゴ、AMD Athlonならびにその組み合わせ、さらにAMD Virtualization、Cool'n'QuietはAdvanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。Vistaは商標であり、MicrosoftおよびWindowsはMicrosoft Corporationの米国またはその他の地域における登録商標です。その他すべての名称は、情報提供の目的においてのみ記載されているもので、名称を所有する企業・団体などの商標である場合があります。



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