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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'05.11.Fri

IIJと日本BEA、「RFID2.0」実現のための標準プラットフォームを提供

IIJと日本BEA、「RFID2.0」実現のための標準プラットフォームを提供

IIJのEPC Networkサービスと日本BEAのRFID製品群を連携したシステム環境を整備し、RFID標準プラットフォームの普及・推進のために協力


 株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、コード番号:3774 東証マザーズ、以下、IIJ)と日本BEAシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:廣川 裕司、以下、日本BEA)は、RFID分野で協力し、EPCglobal(*1)に準拠した両社のネットワーク技術とミドルウェア製品を連携させたシステム環境を整備し、RFID2.0(*2)に対応したプラットフォームとして提供開始いたします。

 今回の具体的な協力内容は、以下の通りです。

1.IIJ EPC NetworkとBEA WebLogicR RFID製品を連携させたRFID2.0実用環境の構築
 IIJの「IIJ EPC Networkサービス」と、日本BEAの「BEA WebLogic RFID Edge Server/WebLogic RFID Enterprise Server」の相互接続性を検証し、両プロダクトを連携させたシステム環境を構築しました。これにより、ネットワークを介して、企業内あるいは企業間の業務システム全体にRFIDを組み込み、活用する「RFID2.0」を実現できる環境が整いました。

2.HP RFID Noisyラボ・ジャパンにおけるデモ環境の共同提供
 RFIDの検証施設等に2社のプロダクトを導入したデモ環境を構築し、お客様がEPCglobal Networkを利用したRFIDシステムを実際に体験、検証できる場を提供します。今回、その第一弾として、「HP RFID Noisyラボ・ジャパン(*3)」にデモシステムを提供予定です。

3.EPCglobal Networkを活用したRFIDプラットフォームの普及に向けた共同推進
 今後は、このパイロットシステムをベースに、オープンな標準プラットフォームとして各社のRFID製品との連携を広げ、RFID2.0システムを構築するSI事業者への普及を促進していきます。また、企業ユーザに対しても、高度なネットワーク技術をもつIIJと、企業システムのSOA(サービス指向アーキテクチャ)導入で高い実績をもつ日本BEAが、それぞれの強みとEPCglobal対応における2社のノウハウを活かし、EPCglobal Networkを活用した高次元なRFIDソリューションを提案していきます。

 今後、この2社のプロダクトによる共通のRFIDプラットフォームの提供を通じて、RFIDシステムと既存の企業システムを連携させたIT基盤の構築、実用化を推進していく予定です。

(*1)EPCglobal: 世界最大のRFID国際標準化団体。ネットワークを介したRFIDの国際標準規格である「EPCglobal Network」 を管理・運営し、特に流通分野(製造・物流・販売)において同規格に準拠したRFID関連技術の普及活動を行っています。(http://www.epcglobalinc.org/
(*2)RFID2.0: NTTデータ、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、日本BEA等が提唱しているRFID利活用モデルの呼称。企業がITシステムにRFIDを組み込み、利用するための新たなアーキテクチャを策定し、SOAに基づくRFID利活用システムの共通基盤づくりを提案しています。
(ご参考: http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-161.html
(*3)HP RFID Noisyラボ・ジャパン:日本HP、トーヨーカネツソリューションズ株式会社、アイデックコントロールズ株式会社、株式会社WLソリューションズの4社が運営するRFID共同検証施設。IIJは、日本HPと連携し、すでに施設内にEPC Networkの環境を提供しています。


今回の協力の背景
 現在、国内でも製造・物流の現場を中心にRFIDの利活用が急速に進みつつあります。さらに今後は、部門や事業単位レベルでの導入から、企業全体あるいは企業間でのグローバルなRFIDの活用へと市場が広がっていくと予想されます。その際、国や地域をまたがる拠点や企業間でのリアルタイムな情報共有を実現するためには、オープンなネットワークの活用と国際標準規格への対応が不可欠です。IIJのEPC Networkサービスおよび日本BEAのWebLogic RFID製品は、どちらもオープンなプラットフォームとして活用でき、また、EPCglobal国際標準への対応において世界的にも最先端の機能を提供しています。 

 なお、今回の2社の協力について、日本ヒューレット・パッカード株式会社より以下のエンドースメントをいただいております。

日本ヒューレット・パッカード株式会社からのエンドースメント
 日本HPは、IIJとBEAの日本国内における両社プロダクトの相互接続検証の成功を歓迎します。今回の検証の成果が、製造・物流・販売の分野において、日本やアジアの国々をまたがり、複数の企業間を結ぶ物と情報のトラック&トレースの基盤の構築推進の礎となることを期待します。
 日本HPは先般、現場から企業間まで含めたRFID利活用の構想をRFID 2.0として発表しましたが、今回の結果がRFID2.0をさらに実現に近づけ、さらには企業の業務改革に大きく貢献するものと信じています。
 日本HPは、今後両社との協業を軸に、より具体的なデモ環境、検証環境としてのHP RFID Noisy ラボ・ジャパンに今回の成果を取り入れ、来場者にRFID 2.0の具体例を提示していきたいと考えています。

日本ヒューレット・パッカード株式会社 セグメントマーケティング本部
ソリューション担当部長兼RFIDビジネスリーダー
三宅信一郎様

IIJについて
 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、Nasdaq:IIJI)は、1992 年、インターネット接続を商用サービスとして提供するパイオニアとして設立されました。現在では主にハイエンド顧客を対象に、インターネット接続、セキュリティ、メールシステム、インターネット・データセンター、システムインテグレーション、運用管理などの各種ネットワークサービスをトータル・ネットワーク・ソリューションとして提供しています。IIJの情報については、http://www.iij.ad.jp をご覧ください。

日本BEAシステムズについて
 日本BEAシステムズは、BEA Systems, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、Nasdaqシンボル:BEAS)の日本法人です。BEAは、エンタープライズ・インフラストラクチャ・ソフトウェアの世界的なリーダです。BEAのSOA 360oプラットフォームは、コスト構造の改善と新たな収益源の拡大を目的とした、ビジネスの変革と最適化のための業界で最も統合されたSOAプラットフォームです。BEAがどのように顧客企業におけるBusiness LiquidITyTMの実現を可能にしているかについてはhttp://www.beasys.co.jpをご覧ください。


※ 文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ 本プレスリリースは、一般的な報道のための参考資料として提供させて頂いています。投資判断のための第一義的な資料になるものでも、投資家の特定の目的にそった助言を提供するためのものでもないことをご了承ください。なお、情報の正確性につきましてはできる限り確認をしておりますが、内容の変更がある場合もございます。



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