ニイウス、東北大学金属材料研究所に商業用小型スーパーコンピューターを納入
東北大学金属材料研究所、ニイウスの商業用小型スーパーコンピュータ
「NIWS Gene/S Turbo」を採用
-東北大学金属材料研究所にてNIWS Gene/S Turboを材料設計シミュレーションに活用-
ニイウス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森 直樹、以下ニイウス)は、商業用小型スーパーコンピュータ「NIWS Gene/S Turbo」が、東北大学金属材料研究所のスーパーコンピューティングシステムのアプリケーションサーバに採用されたことを発表しました。NIWSGene/S Turboは、IBMワトソン研究所で開発され、ニイウスがIBMよりOEM供給を受けている製品で、スーパーコンピュータ処理能力No.1 (1)を誇る、Blue Gene (2)をビジネスユース用に使いやすくした小型システムです。また、今回のシステムは、東北大学金属材料研究所(宮城県仙台市URL:http://www.imr.tohoku.ac.jp/)に導入され、材料設計シミュレーションに活用される予定です。
今回システムが導入される東北大学金属材料研究所は、東北大学の附置研究所で、鉄鋼から金属全般、さらに非金属といった広い範囲の物質や材料を研究領域とし、物質、材料の学術研究、応用研究の世界的中核拠点となっています。
東北大学金属材料研究所の材料設計専用のスーパーコンピューティングシステムのうち、ニイウスのNIWSGene/S Turboは、システム全体の処理効率向上のためのアプリケーションサーバとして活用されます。
NIWSGene/S Turboは、理論性能0.72TeraFlops (3)を持つ、商業用小型スーパーコンピュータです。外観は9Uサイズのラックマウント型で筐体内に128ノードが高密度で搭載され、高速演算処理能力と省スペースを実現します。また、発熱が少なく、空冷であることから通常のオフィス環境にも設置することができます。
ニイウスは、日本IBMと先進コンピューティング・ソリューションで協業しており、IBMのワトソン研究所やアルマデン研究所において、共同研究を行いました。また、2004年よりグリッド/オートノミック・コンピューティングセンターを稼動させるなど、いち早くHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)分野に取り組んできました。今後はGridASPサービスの事業化など、ニイウスが保有するデータセンターを活用したサービス・ビジネスへも展開してまいります。
以上
(1)スーパーコンピュータの世界的な性能ランキング「TOP500(http://www.top500.org/)」の最新リストより
(2)Blue Geneとは、IBM@server Blue Gene Solutionのことを指します。
(3)TeraFlops(テラフロップス):1秒間に1兆回の浮動小数点演算ができる計算能力
▼NIWS Gene/S Turbo
※添付資料を参照
■ニイウス株式会社について
ニイウス株式会社は、ニイウスグループにおける金融機関向けビジネスを担うニイウス コー100%出資会社です。金融機関を中心としたハードウェア、ソフトウェアの販売およびSEサービスの提供、データセンターや先端技術を活用した業務アプリケーション・サービスの提供を行なっています。詳しくは、http://www.niws.co.jp/をご覧ください。
■ニイウスグループについて
ニイウスグループは、主に金融および医療機関向けにビジネス・サーバ・システムによる情報システム構築を行なうソリューション・プロバイダーです。1992年7月の設立以来、高度なSE技術力と積極的な事業展開により、高い成長を遂げてきました。近年は、新たに医療ビジネス分野への参入やデータセンター運用体制の強化に取組んでいます。持株会社「ニイウス コー株式会社」は、グループ全体の意思決定機関として、経営のスピードと透明性の向上を図り、株主重視の経営体制を確立します。傘下の事業会社には、金融機関向けビジネスを展開する「ニイウス株式会社」、金融コンサルティング・ビジネスを展開する「株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ」、医療情報システム・ビジネスを展開する「ニイウスメディカルシステム株式会社」、金融および医療ビジネスの開発全般を担う「ニイウスSE株式会社」、データセンター事業ならびにJAVA開発センター事業を手がける「株式会社ビックニイウス」があります。詳細についてはhttp://www.niwsco.co.jp/をご覧ください。