三菱レイヨン、中国グループ会社がMMAモノマーの商業生産を開始
恵州恵菱化成 MMAモノマーの生産を開始
三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:鎌原 正直)のグループ会社である恵州恵菱化成有限公司(本社:広東省恵州大亜湾経済技術開発区内、董事長:横山 良一)は、2006年12月6日よりMMAモノマーの商業生産を開始しました。
当社は、中国を競争力のある労働力を活かした製造拠点としてではなく、巨大なハイエンドマーケットと位置付け、1998年4月よりMMAの誘導品であるブチルメタクリレート(6.4千トン)を「蘇州三友利化工有限公司」にて、2003年12月よりアクリル樹脂成形材料(4万トン)を「南通麗陽化学有限公司」にて、さらに同工場に隣接する敷地に、2005年6月よりアクリル樹脂板(2万トン)と塗料用アクリル樹脂(3.5千トン)を「三菱麗陽高分子材料(南通)有限公司」にてそれぞれ稼働させています。
当社MMA系事業の強みは、アップストリーム(モノマー)からダウンストリーム(ホモポリマー、コポリマー)に至る総合的且つ相互補完的な事業体を構築していることにあり、今回の商業生産開始により、日本、タイに続き中国でも強固な基盤を築けたものと考えております。
【中国MMAモノマー製造・販売会社概要】
名称: 恵州恵菱化成有限公司(英文名:Huizhou MMA Co., Ltd)
所在地: 中国広東省恵州市大亜湾経済技術開発区石油化学工業区東2路
代表者名: 董事長 横山良一(非常勤)
事業内容: MMAモノマーの製造・販売
設立: 2004年3月
着工: 2004年9月
竣工: 2006年6月
資本金: 6,500万US$
資本構成: 三菱レイヨン100%
生産能力: 9万トン/年(スタート時7万トン/年)