フュートレックとATR、音声認識技術の分野で業務提携
フュートレックと国際電気通信基礎技術研究所が業務提携
≪携帯電話があなたの言葉を翻訳―さらに広がる異文化コミュニケーション!≫
株式会社フュートレック(本社:大阪市淀川区 代表取締役社長:藤木英幸 以下フュートレック)と、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(本社:「けいはんな学研都市」 代表取締役社長:畚野信義 以下ATR)は、音声認識技術の分野において業務提携契約を締結いたしました。
<提携の目的>
それぞれの製品開発分野における強みを活かし技術面の補完をはかり、相互にシナジー効果を発揮することにより、研究の継続・発展、収益基盤の拡大・強化、収益力及びマーケットプレゼンスの向上による企業価値の向上をはかることを目的としています。
<提携の内容>
1.音声認識技術の携帯端末への搭載と音声認識サービスの実現化へ
ATRが保有する音声認識の技術と、フュートレックが保有する携帯端末への搭載技術とを融合させ、音声認識技術の携帯端末への搭載を実現します。また分散音声認識サーバーの早期商品化をめざし、サービスの提供会社への立上げ支援を行います。国内展開に続き海外展開を視野に入れ、商品の企画、マーケティング、製造及び販売を行ないます。
2.音声翻訳サービスの実現化へ
ATRの保有する翻訳、音声合成の技術を用いた商用の翻訳サーバー・音声合成サーバーを開発し、早期のサービス提供を実現するために、サービス提供会社へサーバーの提供及び立上げ支援を行います。また、海外仕様・多言語に対応した差別化・高付加価値化に向けた研究開発を推進します。
なお、ATRが保有する音声認識、翻訳、音声合成の各技術の一部は、ATRが独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から受託したプロジェクト「大規模コーパスベース音声対話翻訳技術の研究開発」の成果です。
【音声認識技術とは】
音声認識とは、携帯端末に向かって音声で入力すると、様々な発音・声質から言葉を聞き分け、正確に判断し、語意を特定するものです。これにより想定されるサービスとして、携帯電話に話しかけるだけでサイトの検索ができたり、端末の操作が可能となったりします。分散音声認識とは、音声認識処理を一つの機械での処理ではなく、端末と本体とを分けて処理することをさします。
【音声翻訳技術とは】
音声翻訳とは、音声の認識と翻訳とを一括して行なうものであります。携帯端末に向かって音声で入力すると、センターの音声翻訳サーバーが相手言語に翻訳した結果を、端末に文字や音声で返すものです。
既に全国に張り巡らされた移動通信ネットワークを介して、ストレスのない速度で実行可能とするものです。利用者はマイクを装着することなく、手に持った自然な状態で言語の異なる者同士が端末に喋りかけるだけで翻訳が可能となります。
※添付資料を参照
株式会社国際電気通信基礎技術研究所 概要
1.代表者:畚野信義
2.設 立:1986年3月22日
3.資本金:1億円
4.業務内容:電気通信基礎技術に関する研究開発・調査及びその成果の販売
株式会社フュートレック 概要
1.代表者:藤木英幸
2.設 立:2000年4月17日
3.資本金:6億7940万円
4.業務内容:携帯電話ネットワークに関するサービスの企画・提案、及びそれを実現するためのシステム設計