セイコーエプソン、大判インクジェットプリンタのカートリッジ個装箱を再生紙100%に変更
大判インクジェットプリンタのインクカートリッジ個装箱を
環境配慮型の世界共通化仕様に変更
インクカートリッジのプラスチックもナチュラルカラー化し環境負荷低減に貢献
セイコーエプソン株式会社(社長:花岡 清二)は、大判インクジェットプリンタのインクカートリッジ個装箱を、これまでの白箱から再生紙100%の茶箱に変更し、さらに世界共通化仕様とします。またインクカートリッジに使用している筐体のプラスチック材料を、グレーから着色の無いナチュラルカラーに変更いたします。環境負荷低減の観点から素材や仕様を全面的に見直したもので、12月下旬出荷分より順次切り替えます。
大判インクジェットプリンタのインクカートリッジ個装箱はこれまで、機種、色、発売する国の仕様などにより何種類も用意されていました。例えば、7色プリンタのカートリッジ(容量110ml)では、海外14タイプ・国内16タイプの計30タイプの仕様を取り扱っていました。これを今回の変更によって1タイプの個装箱に削減できます。
【新仕様個装箱の特徴】
・再生紙80%の白箱から再生紙100%の茶箱(クラフトボール)を採用
・フルカラー印刷からモノクロ印刷へ変更
・7ヶ国語を併記し、世界共通化仕様に対応
・機種・色の固有情報をラベル印刷で識別
一方、インクカートリッジにおいては、これまでグレーに着色していたものを、ナチュラルカラー化することで添加する着色剤を無くし、成型工程を削減するなど製造時の環境負荷低減に貢献するとともに、汎用性が増すことによる材料のリサイクル性向上が見込めます。
【新仕様個装箱、ナチュラルカラーインクカートリッジを採用する機種】
国内向け:
PX-9500、PX-9500S、PX-7500、PX-7500S、PX-6500、PX-6200S、PX-9000、PX-7000、PX-6000、PX-6000S、EX-7000
海外向け:
Stylus Pro 9800、Stylus Pro 9400、Stylus Pro 7800、Stylus Pro 7400、Stylus Pro 4800、Stylus Pro 4400、Stylus Pro 9600、Stylus Pro 7600、Stylus Pro 4000
なお、このインクカートリッジおよび個装箱は、明後日12月14日(木)~16日(土)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロダクツ2006」のエプソンブース(東3ホール ブースNo.3084)に展示いたします。
エプソングループでは、地球温暖化防止、省資源・資源循環、化学物質管理など、様々な側面での環境活動をグローバルに展開しています。インクカートリッジについても、国内でのベルマーク運動を活用した使用済みカートリッジの回収プログラムを始め、世界9カ国で回収・リサイクルを行っています。今後も、商品本体や消耗品のライフサイクル全体での環境性能を高めていくことはもちろん、梱包材や輸送方法などあらゆる面での環境配慮を進め、より一層、地球環境保全活動に努めてまいります。
以上