矢野経済研究所、屋根材市場に関する調査結果を発表
■ 屋根材市場の動向調査
<調査要綱>
屋根材は日本の伝統的建材が現在でも中心的な位置づけにある数少ない建材市場である。このようにいえば、非常に閉鎖的で変化の少ない市場のようであるが、この屋根材市場においても業界構図・商品は随分と変化してきたといえる。矢野経済研究所では、このような屋根材市場を取り巻く様々な変化を考慮しながら、屋根材参入有力メーカーなどへの取材調査を基に「2006年版 屋根材市場白書」を作成した。
1.調査対象 : 屋根材メーカー、屋根材流通・工事業者ならびに屋根材に関連する業界団体
2.調査期間 : 2006年7月~2006年11月
3.調査方法 : 面接ヒアリング調査
<調査結果サマリー>
★屋根材の市場規模と品種別シェア
●2005年度の屋根材の市場規模は、1億7,057.5万m2で前年度比4.9%増となった。その内、住宅用屋根材(戸建住宅)の市場規模は56.3%を占める9,600.8万m2である。
●屋根材全体の市場では金属屋根材、住宅用屋根材では粘土瓦がそれぞれ約半分のシェアを占めている。
★屋根材業界の変化
●粘土瓦は、三州、石州、淡路の3地域での生産に集約。
●新生瓦のトップ2社の事業統合で、新生瓦だけにとどまらない屋根材業界の企業構図を塗り替える屋根材大手企業となったクボタ松下電工外装。
●金属屋根材においても業界をリードする大手企業の出現。
●シングル材においては外資企業のシェア拡大。
■発刊要領
資料名:2006年版 屋根材市場白書
発刊日:2006年 11月 28日 A4判 255頁 定価:157,500円(消費税等込み)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル
URL: http://www.yano.co.jp/