STマイクロ、サムスン電子の韓国向けデジタルTV携帯電話の一部にプロセッサーを提供
STマイクロエレクトロニクスの
Nomadik(TM)アプリケーション・プロセッサを使用した
ハイエンドのデジタルTV機能付携帯電話を
Samsung Mobile Phones社が韓国で販売
サムスンが地上デジタル・マルチメディア放送(T-DMB)携帯電話向けに
STのNomadik マルチメディア・アプリケーション・プロセッサを採用、現在発売中
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Samsung Electronics(サムスン電子)社製の韓国市場向けデジタルTV携帯電話の一部の機種に、STのNomadik(TM)マルチメディア・アプリケーション・プロセッサが採用されたことを発表しました。
これらの携帯電話は、地上デジタル・マルチメディア放送(T-DMB)信号を受信でき、3G CDMA EV-DOおよび3.5G HSDPAセルラー・ネットワーク上で動作します。
現在、韓国では複数のTVおよびラジオのチャネルと合わせて天気予報や交通・旅行情報などのデータ・サービスを受信できるT-DMB電話の人気が非常に高く、この規格をサポートするデバイスが急激に増加しています。これらの携帯電話はSTのマルチメディア・アプリケーション・プロセッサNomadik STn881xシリーズによってサポートされ、Nomadikのユニークなアーキテクチャにより高性能なT-DMBモバイルTVを実現します。
STマイクロエレクトロニクスのアプリケーション・プロセッサ部門ジェネラル・マネージャであるJyrki Hannikainenは次のようにコメントしています。
「アプリケーション・プロセッサであるNomadikファミリに関してSamsung Mobileと協力できることを嬉しく思います。オーディオおよびビデオ・アクセラレータに基づいたNomadikのユニークなアーキテクチャは、非常にハイレベルなマルチメディア性能の提供、携帯端末に不可欠な低消費電力の実現、さらにメーカーが市場で積極的な価格設定を行えるコスト面での支援により、モバイルTVアプリケーションと完璧に適合します。」。
STのNomadik携帯マルチメディア・プロセッサは、ARM926EJ-Sコアに基づき、マルチコアの分散アーキテクチャを利用しています。優れた動画、音声、画像を実現し、消費電力を抑えるほか、スマートフォン、マルチメディア機能付き電話、パ―ソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、インターネット家電および車載用システムなどの製品向けに最適化されたソフトウェア開発環境を提供します。
*STn8800 Nomadikマルチメディア・プラットフォームは、Microprocessor Reportによる2004年ベスト・アプリケーション・プロセッサ賞を受賞しました。
Nomadik(TM)は、STマイクロエレクトロニクスの商標です。その他の企業名または製品名はすべて各所有者の登録商標または商標です。
■STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2005年の売上は88.8億ドルで、純利益は2億6600万ドルでした。
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ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
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