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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
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2007'06.06.Wed

神戸製鋼、高加工性を備えた「自動車用溶融亜鉛めっきハイテン(高張力鋼板)」の開発に成功

世界最高レベルの加工性を実現した
自動車用溶融亜鉛めっきハイテンの開発・商品化について
~コ-ベス-パ-ハイテン(R)に超高延びタイプをラインナップ~


 当社はこのほど、従来品を凌駕する高加工性を備えた「自動車用溶融亜鉛めっきハイテン(高張力鋼板)」の開発に成功しました。主たる特長は2点あります。

(1)加工性を示す評価指標(延び)が当社従来品比で約1.3倍に向上しました。
 引張強度590~980MPa級を対象に「コ-ベス-パ-ハイテン(R)」の超高延びタイプとしてメニューに加わります。

(2)生産可能な板厚範囲を拡大し、冷延原板製品として最大板厚3.2mmの厚物が製造可能となりました。


 近年、各自動車メーカーでは、日本・米国・欧州における衝突規制・レイティング厳格化に対応した車体構造の強化と、環境対策による車体軽量化を両立する必要性がますます高まり、ボデー骨格部品へのハイテン適用が不可欠です。ピラーやメンバ類には一層成形性に優れたハイテンを、局部補強部材(レインフォース)等には厚物かつ成形性に優れるハイテンを求めるニーズが数多く寄せられ、新ハイテンは御客様のこうした期待に応えるべく開発されたものです。

 商品開発に際して、当社は溶融亜鉛めっき工程においてサブミクロンレベルの特殊な表面調整技術を駆使した新プロセスを用い、これまで溶融亜鉛めっき鋼板では適用できなかった新しい成分系を導入しました。その結果、ミクロ組織を理想的に制御し、鋼板の加工性を飛躍的に向上させる事が可能となりました。
 新ハイテンは、2006年4月に改造調整を完了した加古川製鉄所No.1溶融亜鉛めっきラインで製造し、冷延原板製品として最大板厚3.2mmまでのサイズが製造可能で適用用途はさらに広がります。

 日本国内外の大手自動車メーカー各社では、本商品の特長に高い評価をいただき、2007年度以降より量産を開始する車種への新規採用が決定しています。
 当社は、今後ともこの新ハイテンを主力商品として自動車メーカー各社へ更なる適用拡大を進めていく方針です。


以上

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