IDC Japan、国内ソフトウエア市場予測を発表
国内ソフトウェア市場規模予測を更新
・2005年の国内ソフトウェア市場は、前年比4.8%成長の1兆9,996億円
・アプリケーションが回復、アプリケーション開発/デプロイメント、システムインフラストラクチャソフトウェアも堅調に成長
・2005年~2010年の5年間の平均成長率は4.2%と予測
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ソフトウェア市場の2005年の実績とそれに基づく2006年~2010年の予測を発表しました。今回の発表は、2006年4月5日に発表した市場規模の推計および予測を更新したものです。
これによると、2005年国内ソフトウェア市場規模は、1兆9,996億円でした。2006年~2010年までの年間平均成長率(Compound Annual Growth Rate: CAGR)は4.2%、2010年の市場規模は、2兆4,536億円と予測しています。IDCでは、パッケージソフトウェア市場を「アプリケーション」「アプリケーション開発/デプロイメント」「システムインフラストラクチャ」の3つに分類しており、市場規模はそれぞれ、7,392億円、4,476億円、8,091億円でした。
国内ソフトウェア市場は、景気回復に伴う企業業績の好転によるIT投資の増額を受け、回復基調を継続しています。2004年には不調だったアプリケーションソフトウェア市場が、2005年には3.0%の成長を遂げました。アプリケーション開発/デプロイメントソフトウェア市場は、案件の増加や金融、通信などの産業における旺盛な投資に支えられ、前年比で4.8%増となりました。一方、2005年のシステムインフラストラクチャソフトウェア市場は、PCの出荷減によるOS出荷額の低成長、前年好調であったシステム管理ソフトウェアの成長鈍化などにより、前年比成長率は下がりました。
「国内ソフトウェア市場は、2004年、2005年と回復傾向にあるが、2006年以降は成長率が再び鈍化するとみている。セキュリティ、ストレージなど2桁以上の成長率を示す市場は少数であり、その他の市場においては、限られた市場の中での競争が激化するであろう」とIDC Japan ソフトウェア/サービス グループディレクター 井出和之は述べています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ソフトウェア市場 2005年の分析と2006年~2010年の予測」(関連リンク参照)にその詳細が報告されています。本レポートでは、機能別に、3つの大分類、19の中分類、85の小分類により市場を区分し、市場動向および予測を提供しています。また、各ソフトウェアが稼動する環境別に、メインフレーム、UNIX、Linux、Windows、その他にそれぞれの市場を細分化し、市場動向および予測を提供しています。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
【レポートの概要】
国内ソフトウェア市場 2005年の分析と2006年~2010年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Software/j6070108.html
<参考資料>
国内機能別ソフトウェア市場規模、2003年~2005年
(* 関連資料 参照)
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