東芝、記録容量51GBの再生専用HD DVDディスクを開発
記録容量51GBの再生専用HD DVDディスクの開発について
1枚のディスクに約7時間のハイビジョン映像を収録可能
当社は、記録層が3層で、記録容量が51GBの再生専用(ROM)HD DVDディスクを開発しました。これにより1枚のディスクの片面にハイビジョン映像を約7時間*1収録することが可能です。
当社は今回の新しいディスクをHD DVD-ROMのハイエンドディスクとして、2007年中にDVDフォーラムに提案し、年内の規格化を目指していきます。
この新しい再生専用(ROM)ディスクは片面3層構造となっています。それぞれの層には17GBの情報を収録することが可能です。従来の再生専用(ROM)ディスクは片面1層に15GBまで情報を収録することが可能でしたが、原盤記録技術を向上することで、ディスク上にある記録ピットをより細かくすることができ、片面1層あたり17GB、3層で51GBの容量を実現し、動作を実証しました。
今回開発した3層のROMディスク(51GB)は、現行DVDや既に発売しているHD DVDのディスクと同じく、低コストで量産が可能な0.6mmディスクの2枚貼り合わせ構造を採用しています。
なお、この新しいディスクは、1月8日からアメリカのラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の東芝ブースにおいて参考展示します。
*1:約17mbpsのレート時の収録時間。