2007'06.09.Sat
住友金属、鉄道用車輪の生産能力増強を決定
鉄道用車輪の生産能力増強について
当社は、このほど、北米での旺盛な車輪需要に対応するため、製鋼所(大阪市此花区)における鉄道用車輪の生産能力増強を決定した。今回の投資は昨年8月に完成した増強(投資額:約6億円、増産数量:3万枚/年)に続くものであり、これにより、当社の鉄道用車輪の生産能力は24万枚/年となる。
1.生産能力増強の背景
北米では約150万両の貨車が運行されているが、ガソリン価格の高止まりによる鉄道輸送へのシフト、アジアからの物流増加による鉄道輸送の増加、車輪の取り替え基準の厳格化などにより、鉄道用車輪の需要は新造貨車用、補修用ともに増加傾向にある。
北米での車輪需要は約140~150万枚/年と推定されるが、北米メーカーの供給能力は約120万枚/年と限りがあること、鋳鋼車輪に対する当社鍛鋼車輪の品質優位性があることから、主要需要家からの増産要請を受けており、これに対応するために能力増強を行う。
2.生産能力増強の概要
(1)投資額:20億円
(2)主な設備増強:材料切断設備新設、熱処理炉改造、機械加工機新設、中間・最終検査ライン新設
(3)増強後生産能力:24万枚/年 (現状:20万枚/年)
(4)増産開始時期:平成20年4月
以 上
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