三菱商事、リオ・ティント社などと豪クレアモント炭鉱の開発に合意
三菱商事による豪州最大級の炭鉱開発について
~豪州クイーンズランド州クレアモント一般炭炭鉱の開発意思決定~
三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小島順彦)は、今後の世界的に堅調なエネルギー需要に応える為、今般、当社の豪州現地法人である三菱デベロップメント社を通じ、同社が34.9%の権益を保有する豪州クイーンズランド州クレアモント一般炭炭鉱の開発意思決定を、資源大手のリオ・ティント社及び電源開発株式会社の豪州現地法人であるJ-POWERオーストラリア社と共に行いました。
クレアモント炭鉱は2010年からの出炭開始を予定しており、年間1,200万トン規模の発電用一般炭の生産を見込む豪州最大級の露天掘炭鉱で、高いコスト競争力が期待されています。さらに、近隣のブレアソール炭鉱の終掘スケジュールに合わせて炭鉱を開発することにより、同炭鉱が現在使用している貨車積み設備、鉄道、港湾等のインフラを利用することが可能となり、初期開発投資金額が抑制され、経済性の向上が図られる見込みです。
当社は、本炭鉱開発を通じて三菱デベロップメント社保有資産の拡大を図ることに加えて、今後リオ・ティントがプロジェクトマネジャーを努める本炭鉱の販売戦略の下、プロジェクトの販売代理店として、主要な石炭販売先となる日本市場向けマーケティング活動をサポートすべく努力して参ります。
尚、三菱デベロップメント社は、今後必要な手続きが完了次第、石炭資源開発株式会社の子会社であるJCDオーストラリア社に対して3.5%の権益を譲渡し、JCDオーストラリア社が新たにパートナーとしてプロジェクトに参画する予定となっております。
JCDオーストラリア社のプロジェクト参画後のパートナー別権益比率は以下の通りとなります。
三菱デベロップメント社(三菱商事グループ) : 31.4%
クイーンズランド・コール社(リオ・ティントグループ) : 50.1%
J-POWERオーストラリア社(電源開発グループ) : 15.0%
JCDオーストラリア社 : 3.5%
以上
[添付資料]
・クレアモント炭鉱プロジェクト概要
・プロジェクト所在地図
※ 関連資料 参照