ルネサステクノロジ、台湾PSC社とメモリ設計合弁会社を設立
ルネサスとPSC社がメモリ設計合弁会社を設立
株式会社ルネサス テクノロジ(本社:東京都千代田区、会長&CEO:伊藤 達、以下ルネサス)は、Powerchip Semiconductor Corp.(本社:台湾 台北市、Chairman:Dr.Frank Huang[董事長:フランク ファン]、以下PSC)と、このたび先端メモリの設計を専門とする合弁会社を設立することに合意しました。
ルネサスの注力するシステムソリューション事業では、先端SiP(System in Package)が重要な製品であります。特に、主要分野であるデジタル家電や通信では、高性能かつ低コストのSiPを短期間に開発する必要に迫られております。これを実現する為に、SiPに搭載するカスタムメモリの設計力の強化が大きな課題となっておりました。
一方、PSCは、ファンドリが主力事業でありますが、メモリの設計リソースを強化し自社ブランドの標準メモリのラインアップを拡充することにより事業全体の拡大を図ることが課題となっておりました。
今回の合意により、両社からエンジニアリソースを出し合い、最先端のメモリの設計を専門とする会社を設立することで、開発の効率化を図り両社の課題を克服することにしました。
両社は、合弁会社を通じて、より一層高性能でかつ低コストのメモリを設計することが可能となると考えております。
<合弁会社概要>
・設立予定: 2007年2月
・出資比率: ルネサス 35%、PSC 65%
・事業内容: 最先端メモリの設計
・社名: Vantel株式会社(本社:東京都港区)
・社長: 森 茂
*記載の製品名、会社名、ブランドはそれぞれの所有者に帰属します。
以 上