レノボ・ジャパン、ThinkVantageツールのWindows Vista対応を強化
レノボのThinkVantageテクノロジー、Windows Vista(TM)環境をさらに強化
Microsoft(R) Windows(R) Vista(TM)を搭載したPCの販売計画も同時に発表
レノボ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:天野総太郎)は本日、同社のThinkVantage(R)テクノロジー(TVT)が、Microsoft社の最先端のテクノロジーであるWindows Vista(TM) EnterpriseをはじめとしたWindows Vista(TM)の5つのエディションと完全に連動し、OS標準の機能を統合した拡張機能を提供することを発表しました。これにより、PCシステムで最高レベルの回復、ワイヤレス・コネクティビティ、高度なセキュリティをビジネス・ユーザーに提供することが可能になりました。PCの生産性を高める完全なツールセットとして数々の賞に輝くレノボのThinkVantageテクノロジーを通じ、ビジネス・ユーザーはWindows Vista(TM)のパフォーマンスと能力を大幅に高めることができます。
レノボのCMO(最高マーケティング責任者)兼シニア・バイス・プレジデント、ディーパック・アドヴァニ(Deepak Advani)は次のように述べています。
「Windows Vista(TM)とThinkVantageテクノロジーを組み合わせることは、”ユーザーの皆様にとって最高のコンピューティング環境”を意味します。革新的なThinkVantageテクノロジーの開発における豊富な経験と確立したその歴史とともに、私たちはMicrosoft社との協業を通じ、これらのパワフルなテクノロジーをWindows Vista(TM)オペレーティング・システムと連動させることに成功しました。」
Windows Vista(TM)用に最適化された新しいThinkVantageテクノロジーによって、レノボはこの新しいオペレーティング・システムを完全にサポートするだけでなく、システムの回復、ワイヤレス・コネクティビティ、セキュリティの能力をさらに高めます。両社のテクノロジーが連動することで、企業はたとえばMicrosoft社のSystem Management Server 2003などのエンタープライズ・マネージメント・コンソールで展開した際に、ThinkVantageテクノロジーから最大限の価値を引き出せるようになります。このプラットフォームを通じ、企業は複数のPC環境全体を通じてThinkVantageテクノロジーを展開し指定のThinkVantageテクノロジー機能を管理することで、エンドユーザーとIT管理者の両方の生産性を大きく高めると同時にPCのTCO(総保有コスト)を最小化することができます。
■完全な検出、保護、回復を実現
レノボのThinkVantage Rescue and Recoveryは、たとえオペレーティング・システムを起動できない状態であってもPCを障害前の状態へ回復させることができる機能をサポートする統合ツールであり、この機能を提供することで、Windows Vista(TM)の保護能力を大きく高めます。Rescue and Recoveryによって、ユーザーはウィルスやマルウェアなどによりソフトウェアに致命的な障害が発生した場合でも、状態を診断すると共に即座にヘルプを手にし、システムを回復させることが可能になります。
■どこからでも必要なリソースへアクセス
今回レノボは、ThinkVantage Access Connectionsにおいても、Windows Vista(TM)が備える機能にさらなる拡張機能を提供し、Windows Vista(TM)環境を強化しています。ThinkVantage Access Connectionsはプロファイル管理のユーティリティで、ユーザーは場所を移動した場合でもネットワーク、セキュリティ、プリンタ、ブラウザなどの設定を自動的に切り替えられるようになります。基本的に、ThinkVantage Access Connectionsはネットワークへの 「短縮ダイヤル」のような役割を果たします。Access Connectionsによってユーザーはオペレーティング・システムの能力を広げ、たとえばオフィスのイーサネット接続、自宅のワイヤレス接続、空港ラウンジのワイヤレスWAN、コーヒーショップのワイヤレスホットスポットなど様々な場所のプロファイルを設定することができます。一方、企業は複雑な接続設定の手間からユーザーを解放すると共にリモート・サポートへの依存性を軽減することが可能になります。
■パスワード管理環境を強化する多層型のセキュリティ・ソリューション
ITリサーチ大手Gartner社は、2007年までに企業・組織の80%においてパスワードによる管理は限界点に達し、別のセキュリティ手法によるユーザー認証の強化が必要になると報告しています*1。
このためレノボは、内蔵のセキュリティチップを使用したClient Security Solutionを使用することで、ヘルプデスクへの問い合わせを減らすと共にWindows Vista(TM)のInternet Explorerを通じて利用できるパスワード管理環境を強化し、PCに格納されている重要なビジネス・データや個人データを保護する最も完全な多層型のアプローチを提供しています。
レノボのThinkVantage Password Managerは、ハードウェア・システム全体へのセキュアなアクセスを提供します。ThinkPadノートブックの数多くのモデルが標準搭載している指紋センサーと共に、レノボはパスワードや暗号キー、電子認証情報など最も重要なセキュリティ情報を保護する一方で不正アクセスからデータを保護するため、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたユニークな環境を提供します。指紋センサーを搭載したレノボのシステムの出荷実績は、現在までに300万を超えています。
ThinkVantageテクノロジーはお客様のPC運用管理コストの削減をご支援するツール群です。ThinkPad/ThinkCentre/Lenovo 3000のユーザーであれば誰でも無償でご使用いただける物がほとんどです。ThinkVantageテクノロジーはPCの導入・移行時から廃棄時までのライフサイクルの中で、さまざまなご支援をするものを取りそろえております。レノボのThinkVantageテクノロジーに関するその他の詳細はWebサイト http://www.lenovo.com/jp/thinkvantage/ をご覧ください。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。