米コーニング、小型緑色レーザーのプロトタイプを開発
コーニング、緑色レーザーを開発
~ 緑色レーザーと投影モジュール、一体化に成功 ~
コーニングインコーポレイティッド(以下、コーニング、本社:米国ニューヨーク州、社長兼CEO:ウェンデル P. ウィークス、NYSE:GLW)は本年1月9日付け(米国NY州時間)で、2007年末までに小型緑色レーザーのプロトタイプを、プロジェクター・モジュール・メーカー等に、形状や機能、パフォーマンス等の評価用に提供することを発表しました。
コーニングは、先日、米国ラスベガスで開催された、消費者向け電気製品展示会CES(Consumer Electronics Show)でMicrovision社(NASDAQ:MVIS)が展示した消費者向け携帯型小型プロジェクター、IPM(TM)(Integrated Photonics Module)に、これらの用途に適する小型緑色レーザーのプロトタイプの組込みに成功しました。
この緑色レーザーのプロトタイプのプロジェクターモジュール組み込みの成功は、携帯用超小型プロジェクターを実現するための重要技術である小型緑色レーザー開発において、重要且つ、画期的なものです。コンパクト、効率的、高速、かつ高出力を兼ね備えたコーニングの緑色レーザーを用いる事で、フルカラー、フルモーションの映像をSVGA解像度で表示できます。
コーニング サイエンス アンド テクノロジー 新事業開発部門ヴァイスプレジデント兼ディレクターのデイビッド・チャールトンは次のように述べています。「携帯型デバイスの多様性と急速な市場成長とともに、小型プロジェクター技術は新しいタイプの視聴体験を可能にすると言えるでしょう。プロジェクター技術の実現に極めて重要なこの要素の開発には、弊社の持つ高出力レーザーと光学に関する豊富な経験が活用されており、その結果には非常に満足しています。」
■コーニングについて
コーニング( www.corning.com )は、多岐分野に供給可能なハイテク技術を有し、特に成長が期待される産業分野に貢献しています。特殊ガラス、セラミック、ポリマー、および光の特性操作に関する専門知識と高度な製造プロセスと生産能力を組み合わせて、通信、フラットパネルディスプレイ、環境、半導体、ライフサイエンスなどの産業向けの革新的製品の技術開発および供給を行っています。