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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'06.07.Thu

出光興産、微生物防除剤「ボトキラー水和剤」の適用病害に「なし黒星病」を追加

微生物防除剤「ボトキラー水和剤」は「なし黒星病」へと適用が拡大しました


 当社(本社:東京都千代田区、社長:天坊昭彦)の微生物防除剤「ボトキラー水和剤」は、3月20日付で、適用病害として「なし黒星病」が追加されました。微生物防除剤の中で、初めての「なし黒星病」への適用となります。

 なしの重要病害の1つである「黒星病」は、果実や葉に淡褐色や黒色の斑点が生じて、すす状になる病害です。斑点部分は壊死し、果実に伝染した場合は、出荷不能になることもあります。これまでは、病原菌が付着して伝染源となる落葉を処分したり、発病部を除去したり、化学農薬を開花期の前から定期的に散布するなどして防除されてきましたが、化学農薬の有効成分が効かない耐性菌による防除効果の低下が問題視されていました。

 「ボトキラー水和剤」は、既存の化学農薬に対する耐性菌にも予防効果があり、使用回数に制限がありません。また、安全性に優れる微生物バチルスズブチリス菌を有効成分としており、環境に優しい微生物防除剤です。本剤を予防的に散布することで、バチルスズブチリス菌が、病原菌よりも先になしの表面に定着し、黒星病の被害から守ります。

 当社は、1999年3月に、トマト・なすの灰色かび病を予防する日本初の微生物防除剤として、本剤の販売を開始しました。「ボトキラー水和剤」が適用可能な範囲は、野菜類の灰色かび病やうどんこ病、シクラメン・ぶどう・かんきつの灰色かび病で、幅広く農薬登録を取得しています。

 今回、適用病害を「なし黒星病」に拡大することにより、トマト・なすなどの野菜類だけでなく、なしの生産農家における減化学農薬栽培を促進、“食の安全・安心”のニーズに応えていきます。


【 ボトキラー水和剤の概要 】
(1)農薬登録日:1998年12月9日
 農林水産省登録 第20080号、第20081号、第20082号

(2)製造元:出光興産(株)

(3)販売元:出光興産(株)、アリスタライフサイエンス(株)、日本農薬(株)

(4)荷姿:1袋100g、1ケース50袋入/1袋500g、1ケース10袋入

(5)今回の適用拡大
<作物名>
 なし

<適用病害虫名>
 黒星病

<希釈倍数>
 1000倍

<使用液量>
 200~700L/10a(=1,000m2)

<使用時期>
 発病前~発病初期

<使用方法>
 散布 

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