インタートレード、フラクタルシステムズと業務・資本提携
フラクタルシステムズ株式会社との業務提携及び資本提携に関するお知らせ
~インタートレード、コモディティ業務システムに本格参入~
証券業務パッケージシステム開発の株式会社インタートレード(以下、インタートレード)は、インタートレードからフラクタルシステムズ株式会社(以下、フラクタルシステムズ)への出資を含む業務提携を行うことで合意に達し、本日開催された取締役会において決議いたしましたので下記の通りお知らせいたします。
記
1.業務提携について
フラクタルシステムズは、金融リアルタイム情報システム「ASTRO」、web版金融リアルタイム情報システム「Zodia」、ネット金融(外国為替/FX・商品先物/コモディティ・証券)取引システム「Webtrader」を中心に、金融取引システム全般の開発・運用支援で多数の実績を持つ企業です。
同社はこれまでに、各商品取引所を始め、FX業務及びコモディティ業務を行う大手企業から中堅企業まで50社以上に亘りシステムを導入し、特に情報系システムについては、その高い技術力を背景に、同分野におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものとしています。また、その他のシステム開発分野においても、大手都市銀行及び大手損害保険会社、各種事業会社等へ多数の開発・導入実績を挙げており、その技術力は幅広い分野で非常に高く評価されています。
インタートレードは、証券業務向けディーリング・トレーディングシステム等フロント発注系システム「MarketAxis」シリーズに加え、証券バックオフィスシステム「ITFINE(R)」、私設取引システム(PTS)「ITMonster(R)」、金融工学を駆使した株式リスクモデル「インタートレード・日立製作所Riskscope(R)」、仕組債管理システム「ITMiXiA」等をパッケージシステムとして提供しています。また、セントラル短資オンライントレード株式会社から次世代型FX取引システムの構築を受注等、各種次世代型金融システムについても積極的な開発活動を行うなど、証券業務を行う会社に向けて新たな価値創造、証券トータルソリューションの提供を行っています。
なお、インタートレードは国内の全証券会社307社(平成19年3月23日現在)のうち、1/3である約100社及び銀行を含むその他多数の金融機関からの要望を具現化させたユーザーフレンドリーなアプリケーションの構築、かつ、証券会社が必要とするコンプライアンス機能の強化やポジション・損益管理の強化等を踏まえたシステム設計、更には顧客視点での保守・運用サービスの提供では非常に高い評価を頂いております。
現在、金融業務全般における各種規制緩和及び関連諸規則等の改定により、証券業務を行う企業のFX業務及びコモディティ業務への参入が検討・実現され始めており、同分野のマーケットは急速な広がりを見せております。インタートレードでは、今後、この傾向は急速に顕在化していくものと見ており、証券業界においては勿論の事、金融業界全般に大きく拡大していくものと予想しております。
今回の業務提携は、インタートレードの証券業務ノウハウ及びトータルソリューションの提供力と、フラクタルシステムズの技術力を融合させ、証券業務領域全般で新たなビジネススキームの構築・共同展開、相互の顧客・プロダクト紹介等を積極的に展開していくものです。なお、将来に向けて、更なる提携関係の強化を図ってまいる予定です。
インタートレードは、今回の業務提携により、グループ全体として、コモディティ業務におけるフロント・情報系システム分野に本格的に参入する事となります。また、今後は同分野における基幹・業務系システムについても適宜強化を進め、インタートレードグループはコモディティ分野においてもリーディングカンパニーとして、確固たる地位を確立していく方針です。
また、FX業務に関しては、関連会社である株式会社ディジタルコンサルティングの持つ業務ノウハウとの融合を図りつつ、当該分野におけるリーディングカンパニーを目指し、グループ全体としての基盤ビジネスへと昇華していく予定です。
なお、インタートレードグループは、経営基本方針に「アライアンスによる成長」を掲げており、「リソースの確保」「プロダクトの開拓」「販売チャネルの拡大」を目的としたグループ戦略を今後も積極的に展開していく予定です。すなわち、グループ内で保有する様々な経営資源を相互補完的に活用することで強固な経営基盤を確立し、グループ内におけるシナジー効果の創出と拡大、グループ全体で継続的な成長を目指します。
インタートレードグループは、「日本一の証券ソリューションベンダー」として、グループ全体で「Made in JAPAN」をグローバルに展開していく方針です。
※以下、添付資料を参照
以上
※商標
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