あすか製薬など、完全無血清培地使用の不妊症治療薬に関してライセンス契約を締結
完全無血清培地を使用して製造した不妊症治療薬に関するライセンス契約を締結
あすか製薬株式会社(社長:山口 隆)と日本ケミカルリサーチ株式会社(会長:芦田 信)とは、日本ケミカルリサーチが開発を進めている完全無血清培地を使用して製造した遺伝子組換え卵胞刺激ホルモンFSH(開発コード:JR-041)を有効成分とする医薬品の日本を含む全世界をテリトリーとする開発権および製造販売権付与に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。
本契約下、あすか製薬は国内および欧米においてJR-041の開発を開始いたします。
FSHは、既に国内で発売されておりますが、動物由来血清を使用して製造されています。
それに対し、JR-041は、その製造工程に血清を使用しないため、動物血清由来の感染リスクがないという特徴を有する日本で創製された世界的な薬剤であります。
今回のライセンス契約を機にあすか製薬と日本ケミカルリサーチは、協力体制を進め、日本初の薬剤開発に邁進していく所存であります。
【 ご参考 】
「卵胞刺激ホルモン(FSH)」
卵胞の発育に関する物質で、不妊症の治療に有用な薬剤として広く用いられている。
「完全無血清」
遺伝子組換え蛋白製造工程で全く血清を用いないこと。このことにより、動物血清由来の感染リスクがなくなる。
以 上
*会社概要は、添付資料をご参照ください。