LTTバイオファーマ、旭硝子からレシチン化SOD(PC-SOD)に関する全権利を譲り受け
レシチン化SOD(PC-SOD)関する
特許及び製造技術情報等の権利譲受けに関するお知らせ
当社は、平成19年3月27日開催の取締役会において、旭硝子株式会社が保有する組み換えヒト銅、亜鉛型スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)およびレシチン化SOD(PC-SOD)に関する全ての権利を同社より譲受る契約を本日付で締結することに関し、決議いたしましたのでお知らせいたします。
■権利譲受けの目的
当社は現在、PC-SODの潰瘍性大腸炎治療剤としての前期第II層臨床試験において有効性が確認された結果をうけ、ライセンス活動を推進していることに加え、さらに、最近難治性肺疾患に有効性をみとめ、当疾患を適応症とした治験の準備を進めております。
この程、旭硝子株式会社より特許(国内・国際)及び製造技術情報等の権利を譲り受けることにより製造から販売までを独占的に実施することが可能となるため、2疾患で臨床的有用性が認められたことを踏まえたライセンス活動においての交渉の裁量を大幅に拡大すること及び収益性の確保を目的とします。
■譲受条件の内容
当社は、PC-SODに関する特許及び製造技術情報の譲受の対価として旭硝子株式会社に対して相当額を支払いますが、これは当社自身がこれまでに行ってきたPC-SODの臨床開発及びPC-SODに関する特許及び製造技術情報に対する貢献が評価されたものであります。
■権利移転スケジュール
同社との契約締結後速やかに、特許等の名義変更を行います。
■今後の業績に与える影響
PC-SODは当社の最重要パイプラインの一つであるため、今回すべての権利を保有することとなり、臨床試験の結果によっては今後の業績に大きな影響を与えると考えます。
以上