カネカ、住宅の床下ダンパーなどが外気温により自動開閉する「SCナビシステム」を開発
戸建の省エネ住宅工法。さらに向上する住み心地
―SCナビシステムを新開発。本年4月、本格販売を開始―
株式会社カネカは、室内温度の安定性や結露防止に優れた戸建の省エネ住宅工法である「ソーラーサーキット(R)」(外断熱・二重通気工法)の更なる快適性、省エネ性、操作性を追求した「ソーラーサーキットナビゲーションシステム(TM)(SCナビシステム(TM))」の開発に成功した。本年4月より工法の提供及び資材の供給を開始する。
従来の「ソーラーサーキット(R)」は、建物内の通気を確保するための床下ダンパーや小屋裏ダンパーを、季節に応じて手動で開閉する必要があったが、新たに開発した「SCナビシステム(TM)」では、三菱電機株式会社等の協力を得て開発した“SCナビゲーター及びSC床下ダンパー”により、日々の外気温の変化を木目細かく感知して、自動でダンパーを開閉することができる。
「SCナビシステム(TM)」は、外気温に応じて高断熱・高気密住宅と通気性の高い住宅が自動で使い分けられるようになるため、夏の冷房負荷の軽減等省エネ性も高まる。また、従来は床下に設置した約10個のダンパーの開閉を手動で行っていたが、新システムでは自動で開閉するため操作性が格段に向上し、より快適な室内環境の実現が可能となる。
*「ソーラーサーキット(R)」は、断熱・気密性と通気性という相反する性能を併せ持つ住宅システムである。建物の外側を断熱材で覆うとともに、床下と小屋裏の開閉式のダンパーにより、夏は開放して通気を確保し、冬は閉鎖して気密を確保するため、夏爽やかで冬暖かい家となる。
発売以来好評を得て、現在までに約1万8000棟の建設実績がある。
以 上