松下電工、光源露出型看板用「ダブル配光型LED看板ユニット」など開発
業界初 光源露出型看板用「ダブル配光型LED看板ユニット」と
LEDユニット自動配置ソフト「最適配置プログラム」新開発
松下電工株式会社は、業界で初めて(※1)LEDを使用した光源露出型看板(チャンネル文字看板)用「ダブル配光型LED看板ユニット」と、LEDユニット自動配置ソフト「最適配置プログラム」の開発に成功。白・青・朱色の3色の品揃えで、5月7日より受注を開始します。
(※1) 2007年4月現在 当社調べ
このユニットを使用したLED看板は一般的なネオン管を使用した看板と比較すると、大幅な省エネ、省メンテナンス、設計・製造・施工の簡素化、正確なロゴの作成が可能。優れた防水性、施工安全性も確保できます。
LED看板には従来、看板全体にLEDを敷き詰めて必要な部分を光らせるドットタイプや、内照タイプなどがありましたが、ドットタイプでは「多数のLEDが必要」、「デザインの柔軟性が低い」、内照タイプでは「前面パネルの落下危険性があるため、大型化が困難」などの課題がありました。
そこで、当社は大型化に対応できる前面パネルのない光源露出型看板を、少ないLEDで明るく光らせることができる、光源露出型看板用「ダブル配光型LED看板ユニット」を業界で初めて開発。また、当社独自開発のLEDユニット自動配置ソフト「最適配置プログラム」でレイアウトすることにより、看板のロゴ形状にフィットした配置設計で明るく均一に光らせることが可能になりました。
このユニットは既に松下プラズマディスプレイ株式会社第4工場(兵庫県尼崎市)に2006年12月に納入。また、プリンスホテルの最高級グレード「ザ・プリンス」の一つである「ザ・プリンス さくらタワー東京」(東京都港区高輪)の新ロゴとホテル名称の看板に採用されています。当社は、ネオン管からLEDへの置き換え需要の拡大が見込まれるサイン看板分野への取り組みを強化し、2010年にはLED看板分野向けで10億円の売上を目指します。
■ 主な特長
(1) 業界初の「ダブル配光型LED看板ユニット」新開発により、少ないLEDで看板作成が可能になり、看板の省エネ化を実現。また4万時間の長寿命による省メンテナンス化も実現。
(2) フレキシブルなユニット構造により、複雑なロゴにも対応可能で、正確なロゴ看板の作成ができる。また、LED電源を看板筐体内に設置可能など、設計・製造・施工の簡素化も実現。
(3) 当社独自の「最適配置プログラム」新開発により、看板のロゴ形状にフィットした配置設計で、明るく均一に光らせることが可能。