バンダイと伊藤忠商事と石森グループ、「石ノ森章太郎作品」のコンテンツ展開で資本・業務提携
石森グループ、バンダイ、伊藤忠商事による資本・業務提携について
株式会社バンダイナムコホールディングス(以下「バンダイナムコホールディングス」という)の100%子会社の株式会社バンダイ(以下「バンダイ」という)と、伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」という)、石森グループの株式会社石森章太郎プロ(以下「石森章太郎プロ」という)、株式会社石森プロ(以下「石森プロ」という)及び、株式会社石森エンタテインメント(以下「石森エンタテインメント」という)の5社は、「石ノ森章太郎作品」の国内外におけるコンテンツ展開の更なる活性化を目的とした新たな協業体制の構築を目指し、第三者割当増資引受を含む、資本・業務提携を実施することで合意いたしました。
記
1.資本・業務提携の目的
バンダイナムコグループは、2006年4月より「ポートフォリオ経営の強化・充実・拡大」を目的とした3ヵ年の中期経営計画を推進しています。事業戦略の1つである「エンターテインメント・ハブ構想の推進」では、コンテンツ戦略面においてはグループ内におけるコンテンツのさらなる強化に加え、パートナー企業やクリエイターなど外部パートナーとの連携強化によるコンテンツの相互活用、M&A・アライアンスの推進などにより、優良なコンテンツの創出・取得・育成などを目指しております。
また、バンダイでは、グループのトイホビー事業の主幹会社としてトイホビー事業における事業領域の強化・充実・拡大に取り組んでおり、コンテンツ政策の強化を中期戦略の1つに掲げております。
今回の資本・業務提携では、国内外で高い評価を得ている数多くのコミック作品を生み出した、故・石ノ森章太郎氏の著作権を管理・保有する石森グループ(石森章太郎プロ及び石森プロ)、「キャラクターマーチャンダイジング」のノウハウをいかした玩具を中心とした商品・サービス展開に強みを持つバンダイ、放送通信や生活消費関連産業への取り組みに加え、欧米、アジアなど海外でのビジネス展開にも幅広いネットワークを持つ伊藤忠商事が、作品の活性化に向けた協業体制を構築することにより、石ノ森章太郎作品の国内外におけるビジネス展開の強化、市場の開拓、活性化を図っていきます。
今回の提携により、今後各社のノウハウ・ネットワークを融合したコンテンツの製作、映画化、テレビ化、商品化などを積極的に展開し、石ノ森章太郎氏の作品世界を日本のみならず世界に発信していくことを目指していきます。また、バンダイナムコグループでの取り組みについても、今後検討をしていく予定です。
2.資本提携の内容
バンダイ、伊藤忠商事が、石森エンタテインメントの第三者割当増資引受を行うとともに、石森プロは、2007年6月1日をもって石森エンタテインメントを存続会社とする会社分割による統合を行います。なお、統合後の新商号は「株式会社石森プロ」(以下、「新・石森プロ」)となる予定です。
上記記載の増資引受及び会社分割の結果、石森グループ、バンダイ、伊藤忠商事は、新・石森プロの発行済株式を、それぞれ40%、35%、25%保有する予定です。
3.株式の取得先となる新・石森プロの概要(予定)
(※ 関連資料を参照してください。)
4.バンダイの取得株式数、取得価格及び取得前後の所有株式の状況
(※ 関連資料を参照してください。)
5.日程(予定)
(1)平成19年3月30日 資本・業務提携に関する契約締結
(2)平成19年5月22日 第三者割当増資払込
6.今後の見通し
当該株式取得に伴うバンダイナムコホールディングスの連結業績への影響は軽微であります。
以上
(※ 添付資料あり)