IDC Japan、2006年第4四半期国内PCモニター市場実績および予測を発表
2006年第4四半期国内PCモニター市場実績および予測を発表
・2006年第4四半期における国内LCDモニターの出荷台数は、前年同期比11.2%減の147万2,923台。
デスクトップPCの不振で一層厳しい状況に
・一方、19インチは22.5%増(構成比25.0%)などモニター画面の大型化は着実に進展
・今後は、アフターマーケットへの対応力が一層課題に
IT専門調査会社 IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2006年第4四半期における国内PCモニター市場の実績および予測を発表しました。これによると、2006年第4四半期の国内PCモニター(LCD+CRT)出荷実績は、前年同期比11.6%減の約147万5,000台となりました。
サイズ別にみると、19インチLCDモニターが前年同期比22.5%増の36万8,863台となり、構成比は25.0%に達しました。17インチは構成比で50%を維持していますが、企業向けの販売が多くを占め、コンシューマー向けでは19インチ以上のモニターに主役が交代しています。21インチ以上は前年同期比27.8%増、構成比4.0%となり、20インチへの集中から、22インチや24インチ、さらに大きいサイズへとベンダーの製品投入は分散しています。これら大型モニターは特定の業務用途を除けば多くはコンシューマー向けであり、ベンダーにとっては単価が期待できる同市場での収益確保が不可欠になりつつあります。
LCDモニターのうち、IDCで定義するブランドマーケット(注)における2006年第4四半期のベンダーシェア(出荷台数ベース)では、三菱電機が21.8%のシェアを獲得して1位、アイ・オー・データ機器が20.0%で2位となりました。トータルマーケットが大幅に縮小するなか、2社ともに出荷減となりましたが、その比率が低かったことからシェアが上昇しました。
IDC Japanのグループマネージャーである飛沢 省二は「モニター市場の活性化にはノートPCとの連携や、脱バンドル販売としてのモニター単体用途の開拓、アフターマーケットでのビジュアルニーズに応えるコンシューマー市場の育成が鍵を握る」と分析しています。
(注)IDCでは、PCモニター市場をマーケット別に大きくOEMマーケットとブランドマーケットの2つに分類しており、このうち主要PCベンダーが出荷するデスクトップPCとともにPCベンダーのブランド(ロゴ)によって出荷されるモニターをOEMマーケット、それ以外のモニター(主としてスタンドアローンモニター)をブランドマーケットと定義している。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内PCモニター市場 2006年第4四半期の分析と2007年~2011年の予測」(J7230301)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内PCモニターの2005年第4四半期~2006年第4四半期までの出荷台数および販売金額をサイズ別、チャネル別に分析するとともに、ベンダー別のシェアの算出を行っています。また、2011年までの市場予測を行い、将来動向について考察しています。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
国内PCモニター市場 2006年第4四半期の分析と2007年~2011年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/pcMonitor/j7230301.html
*添付資料あり。
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