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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'10.10.Thu
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2007'04.10.Tue

富士通、コンパクトサーバー「PRIMERGY TX120」を「スーパーグリーン製品」に認定

コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」を「スーパーグリーン製品」に認定
~ライフサイクルにおいて二酸化炭素排出量を37%削減、杉の木46本分の年間吸収量に相当~


 当社はこのたび、2006年12月よりワールドワイドで販売している世界最小の設置面積を誇るコンパクトサーバ「PRIMERGY(プライマジー) TX120」において、ライフサイクルを通して二酸化炭素排出量を37%削減するなどの環境優位性を確認し、当社の「スーパーグリーン製品」として認定しました。これにより、2006年度までに認定をおこなった「スーパーグリーン製品」は54製品となりました。

 コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」は、ビジネスの継続性を支えるサーバとして、24時間365日の稼働を実現する堅牢性を確保しつつ、省エネ・省スペース化、ファンなどの動作音を最小限におさえるなど、お客様のニーズに対応した環境配慮製品です。

 今後も富士通グループは、環境配慮による製品の差異化を図るとともに、省エネ・省資源化、化学物質対策を強化した「スーパーグリーン製品」を拡充し、お客様に提供することにより、地球環境へ継続的に貢献していきます。


 近年、地球規模の異常気象や京都議定書をはじめとする国際規制の高まりから、環境問題への取り組みが課題となっています。企業や自治体においてもグリーン調達の取り組みが本格化し、お客様への環境配慮製品の提供が求められています。

 富士通グループは、「第4期富士通グループ環境行動計画(2004~2006年度)(注1)」の製品環境対策において、「スーパーグリーン製品」の開発強化に取り組んでいます。「スーパーグリーン製品」とは、富士通グループの「グリーン製品(注2)」の適合を前提条件とし、「省エネ」、「3R設計・技術」、「含有化学物質」、「環境貢献材料・技術」などの環境配慮要素のいずれかにおいて、トップランナー水準である製品を認定したものです。

 このたび、コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」において、省エネ・省資源化、ライフサイクルを通して二酸化炭素排出量削減などの効果を確認し、「スーパーグリーン製品」に認定しました。


■ コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」の環境配慮設計の特徴

 本製品は、お客様からの省エネ、省スペース、静音といった製品価値向上と環境負荷削減の強い要望を取り込むなど、商品企画当初からこだわりをもち、業界最高水準をめざしました。

 消費電力は、目標電力をデスクトップパソコン同等に設定し、低消費電力部品の採用やファンの回転制御により高い省エネ効果を実現しています。また、これまでのお客様の使用実績から拡張性を必要最低限の構成にするとともに、ヒートシンクや電源などの部品を小型化するなど、省資源化にも大きく貢献しています。


■ コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」の環境負荷削減効果

 環境負荷削減効果の試算に際しては、本製品と同レベルのエントリーサーバで、2003年6月に販売の「PRIMERGY TX150」とを比較し、ライフサイクルアセスメント(LCA)(注3)手法などを活用し、定量的に確認しました。

1. 省エネ効果
 使用時の消費電力量(アイドル時電力にて換算)を39%削減し、ライフサイクルにおいて家庭用料金設定で3.2万円、業務用料金設定で1.6万円の電力料金の削減効果を確認しました。
 [換算係数: 家庭用料金設定kWhあたり22円、業務用料金設定kWhあたり10.93円]

2. 省資源化効果
 容積を75%削減、設置面積を68%削減し、省資源化に大きく貢献しています。また、製品質量で約7割を占める鉄・アルミ・銅板などの金属の使用量を65%削減し、二酸化炭素排出量にして67%の削減効果を確認しました。

3. ライフサイクルにおいて二酸化炭素排出量の削減効果
 ライフサイクルにおいて二酸化炭素排出量を37%削減しました。これは製品1台あたり644 kg-CO2の削減量となり、46本の杉の木が1年間に吸収する二酸化炭素量と等しく、杉林の森林面積では575平方メートルにおよびます。また、ガソリンでは273リットルの燃焼と同等となり、20リットルのポリタンク14個分に相当します。
 [換算係数: 杉の木1本当たり14キログラムの二酸化炭素量を吸収、12.5平方メートル当たり杉1本]
 [換算係数: ガソリン1リットルの燃焼で2.36キログラムの二酸化炭素量を排出]

4. 環境効率の向上
 環境負荷を37%低減させ、かつ製品価値要素であるCPU性能が4.1倍向上したことにより、環境効率ファクター(注4)6.5を達成し、従来製品「PRIMERGY TX150」より環境効率が6倍となりました。


 富士通グループでは、お客様からの製品へのニーズや環境配慮への要望を組み込み、今後も商品企画や設計初期段階から環境負荷低減活動に積極的に取り組み、「スーパーグリーン製品」をお客様へ提供してまいります。


■ 商標について
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


■ 注釈

(注1) 第4期富士通グループ環境行動計画:
 「富士通グループ環境方針」に基づき、2004年度から2006年度を対象として策定された行動計画。製品のグリーン化、グリーン調達、廃製品のリサイクル、使用資源・エネルギーおよび廃棄物の削減に向けた目標を設定し活動を展開。

(注2) グリーン製品:
 当社で定める製品環境アセスメントによる評価を90点以上でクリアするとともに、さらに厳しいグローバルな環境対策を取り込んだ「グリーン製品評価規定」をクリアするもの。

(注3) ライフサイクルアセスメント(LCA):
 二酸化炭素排出量をはじめ、製品が環境に及ぼす影響を、素材・部品・製品製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通じて定量的に評価する手法。

・今回のLCA算出条件
  * 関連資料 参照

(注4) 環境効率ファクター:
 環境効率とは、環境負荷量と価値・サービスを同時に表すことのできる概念。富士通グループでは、分母に製品のライフサイクルを通じた二酸化炭素排出量の削減度、分子に製品価値として基本仕様などの向上度を新旧製品比で表し、「環境効率ファクター」という指標で提示している。
 環境効率ファクター = (価値の向上度) ÷ (ライフサイクル二酸化炭素排出量の削減度)


<本件に関するお問い合わせ>
環境本部 環境技術推進統括部
電話: 044-754-3413(直通)

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