ダイムラー日本、米国ブランド「ダッジ」日本導入・4車種を発売
ダイムラー・クライスラー日本(株)、アメリカンブランド「ダッジ」を日本市場に導入
~ 新型車4車種を6月より順次発売 ~
ダイムラー・クライスラー日本株式会社(社長:ハンス・テンペル、本社:東京都港区六本木一丁目9番9号)は、クライスラーグループに3番目のブランドとして、「ダッジ」ブランドを日本市場へ導入することを本日発表いたしました。ダッジ・キャリバーをはじめとする2007年に日本市場に投入する新型車4車種を一斉に披露いたしました。これら4車種は、同社のクライスラーグループ販売店にて、本年6月より順次販売を開始いたします。
クライスラーグループは、北米以外の海外市場における製品ラインアップ拡充を掲げており、日本市場へのダッジブランド導入はその中期ビジネス計画の一貫です。新ブランドの導入により、日本市場におけるラインアップ拡充と収益性の向上、そして収益性改善による販売ネットワークの強化、既存ブランド「クライスラー」「ジープ」の補完と市場セグメントを網羅する製品群の提供を目指します。
ダッジブランドは、ダイムラー・クライスラー社の乗用車ブランドの中で、90年以上にわたる歴史を持つ2番目に古いブランドです。米国市場でのシェアが約6%と、クライスラーグループ内では約50%の販売を占め、2006年の世界販売は130万台以上(134万5,517台)を達成、米国自動車市場では第5位のブランドです。アメリカンブランドならではのアグレッシブで、大胆かつ強烈なスタイルと、パワー、走行性能、燃費の向上、革新的で機能的なインテリア、卓越した安全性と信頼性など、見る人の目を惹き付けるとともに、「Bold,Powerful,Capable,Smart(大胆、パワフル、能力、スマート)」というダッジブランド独自の性格をはっきりと打ち出しています。
日本市場へ投入する4車種は、特徴的なスタイリング、ユニークな機能・装備をリーズナブルな価格で提供するハッチバックのダッジ・キャリバー、型破りな力強さと存在感を示すミッドサイズSUVのダッジ・ナイトロ、活動的なライフスタイルを提供する先進装備や優れた性能を兼ね備えたミッドサイズセダン、ダッジ・アベンジャー。そして、60年代のマッスルカーを現代に蘇らせた最速セダンのダッジ・チャージャー SRT8と、すべて誰もがダッジであると認め、人々を振り返らせるダッジのDNAを持ったモデルです。
これら4車種は既存のクライスラーグループ販売店にてクライスラーおよびジープ製品と併売されます。これにともない、販売店名称をこれまでの「クライスラー・ジープ」から「クライスラー・ジープ・ダッジ」へと4月12日(木)より変更いたします。全世界に導入されている新しいコーポレート・アイデンティティー(CI)プログラムはこのダッジ製品の投入を機に、日本におきましても6月の発売までに67拠点全ての販売店に新CIを導入する予定です。
ダッジという名前は、同社の創業者であるジョンおよびホレイス・ダッジ兄弟が実際に自分達の車を製造する前から自動車業界では有名でした。1914年、ダッジ兄弟は自分たちの会社「ダッジ・ブラザーズ社」を設立することを発表。ダッジの1号車(愛称「オールド ベッツィ(Old Betsey)」)は、シンプルな外観を持ち、ダッジ兄弟の厳格な基準に従って製造されたこのモデルは発売と同時にユーザーの圧倒的な支持を得ました。その理由は簡単で、実用的なデザインと信頼できる品質を795ドルという低価格で提供したことにありました。そして1928年ダッジ社は、ウォルター・P・クライスラーに引き継がれました。90年以上に及ぶ素晴らしい歴史と優秀な血統を持つ有名なアメリカのダッジブランドは、今日では、アメリカ以外の多くの地域においても愛好者によって熱烈に支持されています。
<導入モデル概要>
●ダッジ・キャリバー
ダッジ・キャリバーのデザインは、SUVに近いプロポーションを持つことで、シートポジションが高く、視認性に優れています。ルーフに走るブラックのモールは、ボディに一体化したルーフスポイラーに合流し、サイドビューにクーペと思わせる外観を与えています。ガラス面とボディの組み合わせには、独自の新しい比率を採用し、強固さと安心感を醸し出すとともに、テールゲートを大きく前に傾斜させることで、スポーティな外観をいっそう強調しています。象徴的な十字グリルはまさにダッジの面構えであり、強く逞しいフロントを形成しています。キャリバーの大胆な外観に洗練された味わいを添えています。また、前後のオーバーハングを最小限に抑え、クラッシャブルゾーンを大きくするとともに、リアシートの居住性最適化を図りました。
ダッジ・キャリバーの心臓部には、2.0Lの4気筒ワールドエンジンを搭載しています。このエンジンはダイムラー・クライスラー、ヒュンダイモーターカンパニー、三菱自動車工業の3社による合弁会社グローバル・エンジン・マニュファクチャリング・アライアンス(GEMA)により開発され、先代エンジンに比べて燃料消費率を約5%高め、世界最高水準の4気筒に匹敵する経済性を達成することを目指しています。さらに、最新世代の無段変速トランスミッション(CVT)は、スロットル レスポンスがドライバーにとってきわめて自然に感じられるように工夫されています。また、マニュアル操作で6速ギアのようなシフトが行えるオートスティック機構を搭載しています。
●ダッジ・ナイトロ
ダッジ・ナイトロの斬新なデザインは、男性的な外観、立体的なラムヘッドを備えたダッジ独自の十字グリルや、張り出しの際立つオーバーフェンダー、大きなボディ、高いベルトラインなど、多くの要素によって形づくられ、ドアミラーやドアハンドルに至るまでこの外観を補強すべくデザインされています。ホイールはボディの四隅に配置され、優れた性能と実力を強調しています。大径ワイドホイールを装着することで、この新型SUVは大胆なダッジ精神を印象づけています。すぐれた効率と耐久性、滑らかな運転に加え、最高の出力とトルクを発生する3.7L SOHC V6エンジンを搭載しています。エンジンには改良が施され、低回転域のトルクを増強するとともに、滑らかなアイドリングときわめて静かな走行を実現しています。また、滑りやすい路面や、激しい雨や雪などの悪天候の下でも安全で確実な走行を約束する4WDシステム。この4WDシステムは切り替えスイッチで簡単に後輪駆動または、パートタイム4WDと切り替えが出来る2モードを備えています。
●ダッジ・アベンジャー
ダッジ・アベンジャーのアグレッシブなエクステリアは、フロントからして伝統あるダッジのデザインを明確に打ち出しています。ダッジの象徴である十字グリルと、現代的な大型4灯ヘッドライトにより、アベンジャーの威圧的な視線を強調するとともに、グリルにクロームを採用し、地の部分をブラックとすることで、このクルマの容易ならぬ、ほとんど邪悪とも言うべきマスクにアクセントを与えています。サイドビューは、逞しいリアショルダーやリアドアの独特な「キックアップ」、大型ホイール&タイヤ、すらりとしたリアスポイラーにより、大胆でパワフル、高性能といったダッジブランドのイメージを強調しています。Bピラーにはブラックのカバーを施し、サイドウィンドウを前後に長く見せることにより、クルマが停っていても前進しているかのような印象を与えます。エンジンには2.7L V6エンジンを搭載し、前輪駆動のアベンジャーは、新しいDセグメント プラットフォームをベースに開発され、4輪に独立懸架サスペンションを採用します。
●ダッジ・チャージャー SRT8
現代に蘇ったダッジブランド最速セダン、ダッジ・チャージャー SRT8には、ハイパフォーマンスカー開発のためのプロジェクトから生まれたストリート・アンド・レーシング・テクノロジー(SRT)車両です。SRTによってチューニングされた自然吸気6.1L HEMI(ヘミ)エンジンを搭載し、最高出力431ps(317kW)(参考値)、0-100km加速はわずか5秒(US参考値)を誇るなど、世界水準の走りとハンドリング、卓越したブレーキ性能、機能的でアグレッシブに演出されたエクステリア、そしてレースカーを思わせるインテリアを獲得しました。デザインは、スピードと性能を表現していますが、チャージャー SRT8ではこれらの点をさらに強調し、フロントエアダムやエンジンフードのエアスクープ、象徴であるボディ同色の十字グリル、リアスポイラーといったSRTデザインは、本格的マッスルカーの外観上の特徴であると同時に、性能を強化する機能を担っています。
また、インテリアはレーシングカーを思わせるスタイルとしており、フロントシートには、立体的な造形のパワースポーツシートを採用しました。このシートには、走行中に乗員をしっかりとホールドできるよう、パフォーマンス スエード インサートを施しています。リアシートにも同様のパフォーマンス スエード インサートをあしらいました。さらに、シートにはすべてコントラストが映えるダッジならではの赤いステッチを施しています。
◆本件に関するお客様からのお問い合わせ:
クライスラー・ジープ・ダッジコール:0120-712-812(フリーダイヤル)
お問合せ受付:9:30AM~18:00PM(土日祝日は除く)
◆ウェブサイトのご案内
クライスラーウェブサイト:http://www.chrysler-japan.com
ジープウェブサイト:http://www.jeep-japan.com
ダッジウェブサイト:http://www.dodge-japan.com