松下電工、ギガ通信対応の宅内LAN配線を簡単に構築できる宅内LANパネルを発売
ギガ通信対応の宅内LAN配線を簡単に構築できる
宅内LANパネル「まとめてねットギガ」 新発売
松下電工株式会社では、「宅内LAN」を簡単に構築でき、住まいの各部屋まで「1ギガ(1000Mbps)」の高速インターネット接続を可能にする宅内LANパネル「まとめてねットギガ」を4月21日より新発売します。
「まとめてねットギガ」は、FTTHインターネットのギガ(1000Mbps)通信(※1)サービスに対応したもので、宅内LAN配線7ヶ所まで可能です。パソコンで動画コンテンツを楽しんだり、デジタルテレビなどでインターネット接続したり、「各部屋でより高速なインターネット接続をしたい」というニーズにお応えします。
(※1)ギガ通信:
1秒間に送受信できるデータ容量が、1000Mbit (=1ギガ)のこと。1Gbpsや1000Mbpsと表示されます。従来のFTTH(光ファイバ)は、100Mbpsでしたがその10倍のデータ容量となります。
動画など大容量のファイルも短時間で送受信できるのが特長です。
商品名 宅内LANパネル「まとめてねットギガ」
品番 WTJ5045
発売日 2007年4月21日
希望小売価格(税込) 39,500円
販売目標 15,000台/年
■主な特長
(1)ギガ通信対応の高性能スイッチングHUBを内蔵
(2)FTTH(光ファイバ)、ADSL、CATVなどの各種サービスに対応
(3)スリム&コンパクトなデザインで、配線設計や施工も簡単
■開発背景
昨今、ブロードバンド契約数は年々増加し、2006年には2,500万件を超えています。
また、FTTH(光ファイバ)の契約数が800万件目前となり、従来主流であったDSLを上回りました。(※2)そうしたなかでFTTH接続サービス事業者も「ギガ(1000Mbps)」の高速通信サービスを開始するなど、新たな大容量通信時代が始まっています。
大容量通信の実現により、動画コンテンツ配信の高画質化やビデオオンデマンドなどが可能になります。またデジタルテレビのインターネット対応も各社が進めており、もはやブロードバンドというインフラは、パソコンのためだけでなく、デジタル家電のためにも不可欠になりました。つまり、現代の住宅では、パソコンを置くリビングや書斎に限らず、さまざまな部屋に「より速い」ネット配線が求められています。
こうした中、当社では、家庭における宅内LANおよび映像系の先行配線を実現する「マルチメディア対応配線システム」を1997年より発売しております。なかでも2005年5月に発売した宅内LANパネル「まとめてねット」は、最大7ヶ所までの宅内LAN配線(100Mbps対応)がローコストで実現することなどで、ご好評をいただいております。
今回発売する「まとめてねットギガ」は、その上位機種に位置づけられるもので、これからの「ギガ(1000Mbps)」通信時代にいち早く対応したものです。
(※2)ブロードバンドサービス等の契約数(平成18年12月末)(平成19年3月13日発表総務省報道資料より)
■特長
(1)ギガ通信対応の高性能スイッチングHUBを内蔵
より安定して高速通信できるよう、スイッチングHUBを新開発。
○省エネ設計
ギガ対応ながら、最大消費電力7.5Wの省エネ性を実現。接続数が少ないときは、さらに低消費電力です(2ポート接続時約2.5W)。
○Auto MDI/MDIX
ケーブルの種類(ストレートかクロスか)を自動認識。難しい切替設定などが不要です。
○Jumbo Frame(ジャンボフレーム)(※3)対応
一度の送信データを大きくして、効率のよい通信ができます。
○パケットロスゼロ
Jumbo Frame通信時でも、パケットロス(※4)を発生させない安定通信です。
○速度自動調整機能(ケーブル断線時)
LANケーブルの一部断線などによるギガ通信不能時、100M通信が可能であれば自動的に速度ダウンして通信。LEDで状態をお知らせします。
(※3)Jumbo Frame:
イーサネットでは、データを「フレーム」と呼ばれる単位に分割して送受信します。このフレームのサイズは規格上1,518バイトです。
Jumbo Frameはこれを9,600バイトまで拡張。つまり1回のJumbo Frame通信は、従来の約6.3回分に相当します。
Jumbo Frameを使用するには、通信を行うパソコン(LANアダプタなど)、相手側のパソコン、HUBなど、通信経路上の機器がすべてJumbo Frameに対応している必要があります
(※4)パケットロス:
ネットワークの通信量が増加し、スイッチングHUBの処理能力を超えた場合、送受信しようとしたデータ(パケット)が消えてしまうことがあります。これをパケットロスと呼びます。パケットロスが発生するとスイッチングHUBはデータ(パケット)を再送するため、通信効率が落ちてしまいます。
(2)FTTH(光ファイバ)、ADSL、CATVなどの各種サービスに対応
まとめてねットギガ前面の端子に、ONUやルータなどの接続方法をわかりやすく図解。ユーザー自身で簡単に接続できます。FTTHだけでなく、ADSLやCATVインターネットなど各種接続サービスにも対応。「今はADSLだけど将来はFTTHにしたい」というユーザーも安心です。
(3)スリム&コンパクトなデザインで、配線設計や施工もすっきり簡単
ギガ通信に対応する場合、スイッチングHUBが発熱しやすくなるため、ボックスを大きくするなどの放熱対策が必要でした。松下電工ではHUBを新開発し、ボックスにもスリットを設けたことで、縦215×横240×厚み45mmというコンパクトサイズを実現。また、配線工事の際のケーブル接続には、結線のしやすい当社製「ぐっとすコード」を使用の場合、信頼性が高く、施工もしやすくなっています。
(4)リーズナブルな価格設定
例えば6部屋に配線し、当社マルチメディアコンセント(LAN・TEL用モジュラジャック付)を設置した場合、機器合計価格は約5万円(工事費別※)とお求めやすい設定です。まとめてねットギガにONUなどをつないでおけば、各部屋ではマルチメディアコンセントのLAN端子にパソコンやデジタルテレビを接続するだけでインターネットにつながります。LANは7ヶ所、電話は8ヶ所まで配線可能です。
【ご参考】まとめてねットギカのシステム図
※価格にはスプリッタ、モデム、ルータ等の機器代および工事費(配管、配線を含む)、消費税は含まれておりません。
※ 関連資料参照
■スイッチングハブ仕様
※ 関連資料参照
■サービスごとのシステム構成図
FTTH(光ファイバ)
ADSL
CATV
※ 関連資料参照
以上