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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.28.Thu
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2007'04.16.Mon

ヤナセとデュポン、横浜の内製BP工場に環境に優しいデュポン製の水性塗料を導入

ヤナセ内製BP工場にスタンドックス水性塗料『スタンドハイド』を導入開始
-自動車補修用塗料を環境に優しいデュポンの水性塗料に移行ー


 株式会社ヤナセ(社長・古市 宏幸、本社・港区芝浦)とデュポン株式会社(社長・天羽 稔、本社・千代田区永田町)は、環境問題対応のため、自動車補修用の塗料を現在使用している低溶剤型塗料(ハイソリッド)から、「VOC(揮発性有機化合物)」が最も少ない水性塗料への移行を促進し、全面的な協力関係を締結することで合意しました。

 ヤナセは、本年4月、スタンドックス(※)の水性塗料『Standohyd(以下、スタンドハイド)』をヤナセの内製BP(Body&Paintingの略:車両板金塗装)工場のうち、パイロット工場である「BPセンター横浜(神奈川県横浜市都筑区川向町1117)」へ導入しました。今後も全国に10ヵ所ある内製BPセンターに展開していきます。さらに、将来的には契約工場へも『スタンドハイド』の導入を呼びかける予定です。

 ヤナセBP営業部とデュポン高機能塗料事業部は、2005年に補修プロセスや適切な材料選択を明示した「YANASE The Bodyshop Network Standard(板金塗装協力工場)」を共同で策定しました。さらに技術トレーニングを全国で展開するなど、補修作業品質を最高レベルに高めるため、協力体制を強化してきました。

 デュポンは、世界で最も進んだ水準にある水性塗料であるとともに、世界No.1の販売実績がある『スタンドハイド』を日本市場に導入するため、事業パートナーのヤナセに提案したところ、ヤナセも「いいものだけを世界から」のスローガンを掲げる企業ポリシーに合致すると判断。これまでもデュポンの自動車補修用塗料、すなわちデュポンリフィニッシュならびにスタンドックスの両ブランドの低溶剤型塗料を積極的に使用し、デュポンの補修塗料の取り扱いに熟練していることから、『スタンドハイド』の導入を決めました。

 近年、浮遊性粒子物質および光化学オキシダントにかかわる大気汚染の状況が依然として深刻であり、その原因とされるVOCの排出抑制を目的として、国内で2006年4月より改正大気汚染防止法が施行されています。この法律では、2000年のVOC排出量を基準に2010年までに30%程度の削減を目指しています。こうした中、板金塗装業者は、その規模が小さいため数値目標は設けられてはいませんが、自主的な取り組みが求められています。

 ヤナセは、環境問題に対応するため、すでに従来の塗料よりも約40~60%VOC排出量の少ない、デュポンの低溶剤型塗料を内製BPセンターおよび「YANASE TheBodyshop Network」の多くの工場で使用しています。今回、水性塗料『スタンドハイド』導入によって、さらにその放出量を80%以上低下させ、事業者の自主的な取り組み目標を大幅に超えるVOC削減を目指し、環境問題への対応をさらに推進します。

 一方、デュポンは、原材料メーカーというだけでなく、1980年代後半から1990年代にかけて、環境負荷物質の自主削減に取り組み、規制目標を上回る実績をあげ、排出量、原材料、エネルギー使用量を削減する努力を重ねてきました。また自動車産業では、再生可能な資源を原材料とした製品を製造、VOCの少ない自動車用塗料を提供するなど環境問題に取り組んでいます。さらに2015年までにデュポンは顧客および消費者に直接的かつ定量可能な環境上のメリットをもたらす研究開発プログラムへの投資額を2倍にするといった継続的な努力も行っていきます。

 こういった社会に対する責任として環境への意識の高い両社が、強いパートナーシップのもと『スタンドハイド』導入に合意したものです。

 なお、今回の導入に伴い、デュポンは、『スタンドハイド』使用に関するトレーニングをヤナセBPセンター横浜に対して実施する一方、ヤナセは塗装ブースの改修を済ませ、水性塗料の使用を開始しました。今後も、環境対応と生産性の向上という相容れぬ課題を解決すべく、水性塗料の実用化へのノウハウを蓄積していく考えです。

 ヤナセ、デュポンの両社は、今後もアフターメンテナンスの分野でさらに協力を強化し、業界で最も進んだ塗料システムをお客様に提供する企業として環境問題を考えていきます。

(※)スタンドックス・・・デュポンのプレミアム自動車補修用塗料ブランドの名称
  http://www.refinish.jp/standox/  ← スタンドックス公式ホームページ

以 上


【ヤナセについて】
 株式会社ヤナセの歴史は、1915年に梁瀬商会(当時)が米国から輸入し横浜港に陸揚げした1台のビュイックに始まります。ヤナセはその後一貫して日本のモータリゼーションの発展に努め、キャデラック、ビュイックなど米国車やメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなど欧州車を日本市場に紹介してきました。ヤナセはお客様が安心して輸入車にお乗りになれるよう国内全域をカバーするアフターサービスネットワークをいち早く整備し、またパーツセンター設置による迅速かつ確実な部品供給体制を構築しました。1967年に輸入車初の保証中古車制度を開始したのもヤナセです。
 ヤナセは「いいものだけを世界から」のスローガンのもと、優れた商品を取り揃えつつ整備技術を高め、信頼と安心をお客様に提供できるよう、ヤナセネットワークの充実を今後も図ってまいります。

【デュポンについて】
 1802年に創立されたデュポン社は、米国デラウエア州ウィルミントンに本社を置くサイエンス・カンパニーです。世界70カ国余りに拠点があり、エレクトロニクス、輸送、住宅・建築、通信、農業、栄養食品、安全・保護、アパレル分野で、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出し、世界中の人々の生活をより安全で豊かにする製品やサービスを提供しています。

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