アドビ、次世代のインターネット動画ソリューションを発表
アドビ システムズ社、
次世代のインターネット動画ソリューションを発表
Adobe Media Playerで新たな動画コンテンツの配信、視聴、課金が可能に
米国カリフォルニア州サンノゼ発(2007年4月16日)Adobe Systems Incorporated(NASDAQ:ADBE、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ システムズ社)は本日、National Association of Broadcasters(全米放送事業者協会 - NAB)においてAdobe(R) Media Player(TM)を発表しました。Adobe Media Playerはアドビ システムズ社のインターネット動画ソリューションをさらに拡張させるものであり、新しい手段によってメディアの配信と課金を可能にし、新たなエコシステムを構築します。Adobe Media Playerによって、視聴者はオンラインかオフラインかを問わずに高品質なコンテンツを探し、視聴することが可能になります。Adobe Media Playerはエミー賞を受賞したアドビ システムズ社のFlash(R)アーキテクチャを活用し、視聴者にさらに魅力ある体験を提供すると同時に、コンテンツ提供者には配信やトラッキング、メディア資産に基づいたビジネスを構築するための新たな手段を提供します。Adobe Media Playerは2007年4月16日から19日まで、NAB会場(ブース# SL 3220)において展示されます。
アカマイ社の社長兼CEOであるポール セイガン(Paul Sagan)氏は、「アカマイとアドビ システムズ社は、長年にわたって世界有数のメディア企業がAdobe Flash Playerで常に高品質な動画コンテンツを世界中の視聴者に提供できるよう提携してきました。アドビ システムズ社は技術革新の先駆者として、リッチな双方向コンテンツを視聴者に提供するために、新たな技術を提供し続けてきました。Adobe Media Playerによって、アカマイとアドビ システムズ両社のお客様がAdobe Flashベースの動画をさらに広範に配信できるようになることを嬉しく思います」と述べています。
アドビ システムズ社のCEOであるブルース チゼンは、「Adobe Media Playerは、インターネットによる動画配信に変革をもたらしたFlashが持つ優位性をさらに活用するものです。アドビ システムズ社では、インターネットを介した動画のオーサリング、再生、およびビジネス化推進のための技術構築を進めており、NABは今年後半に市場投入を予定している新製品のさまざまな機能を展示する非常に良い機会です」と述べています。
インターネットをリードする動画フォーマットの新しい機能
Adobe Media Playerは軽量なファイルサイズでダウンロード提供され、視聴者とコンテンツ管理者双方に技術革新をもたらします。Adobe Media Playerによって、視聴者はFlash形式のファイルを、より高品質で再生したり、ダウンロードした動画をオフラインでも再生することができます。また、膨大な番組から好みの番組を見つけるために有効な機能や、フルスクリーンでの再生、さらにワンクリックで行えるビューワのレーティングや、お気に入りのテレビ番組や動画のポッドキャストを自動でダウンロードすることが可能になります。Adobe Media Playerは、RSSとSMLを含むオープン技術のクロスプラットフォームに対応したソフトウェアであり、Web上で非常に人気のある動画フォーマットをブラウザ以外で再生するという、多くのユーザが要望していた機能が実現します。
コンテンツ提供者は、Adobe Media Playerにより、動画コンテンツの配信や課金、ブランディング、視聴者数等のトラッキングや、コンテンツの保護が可能になります。オンデマンド型のストリーミング配信やライブストリーミング、プログレッシブダウンロード、さらにコンテンツを保護してのダウンロード再生など、高品質なオンラインとオフライン再生を行うためのさまざまな動画配信オプションが提供されます。Adobe Media Playerでは、ダイナミックな広告、再生中のコンテンツのブランドやテーマに合わせたプレイヤー表示のカスタマイズ機能など、視聴者を中心とした、より幅広い課金とブランディングを行なうためのオプションが搭載されています。
先進的な分析とコンテンツ保護
Adobe Media Playerには、コンテンツ提供者が新しいさまざまな広告フォーマットを展開し、承諾を経た上での分析データを、オンラインとオフラインの両方で取得が可能な、標準化されたツールボックスが提供されます。文書保護技術に関するアドビ システムズ社の豊富な経験に基づき、Adobe Media Playerは、ストリーミングの暗号化、コンテンツの完全性の保護、および個人情報に基づいた保護などのさまざまなオプションが提供される予定です。
拡大を続けるアドビ システムズ社のインターネット動画エコシステム
Adobe Media Playerは、インターネットを介した次世代の動画制作と配信に対する、アドビ システムズ社が提供するエコシステムの重要な要素となります。これはAdobe Flash Player、Adobe Flash CS3 Professional、ストリーミングメディア向けのサーバソフトウェアであるAdobe Flash Media Server 2、モバイル動画再生技術のFlash Lite(TM)、動画、音声、およびモーショングラフィックス制作のためのAdobe Creative Suite(R) 3 Production Premiumや、アドビ システムズ社のさまざまなメディアオーサリングツールや、圧縮とライブストリーミングを可能とするAdobe Media Encoderなど、アドビ システムズ社の他の製品群を補完するとともに活用しています。
Adobe Media Playerについて
Adobe Media Playerは、アドビ システムズ社が発表した、コンテンツ開発者やWebデベロッパが、Flash、PDF、HTMLなどの技術を使用してリッチインターネットアプリケーション(RIA)の構築や展開を可能とする技術Apollo(開発コードネーム)のアプリケーションランタイムを使って開発されました。Adobe Media Playerは2007年中にアドビ システムズ社のWebサイトから無償のベータ版がダウンロード提供される予定です。製品版の提供はアドビ システムズ社やメディア企業、および技術パートナー企業を通じて2007年末までに開始される予定です。
アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、時間や場所、利用するメディアや機器を問わず、あらゆるユーザのアイデアや情報との関わり方に変革をもたらしています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイト http://www.adobe.com/jp に掲載されています。