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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.28.Thu
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2007'04.18.Wed

レッドハット、Linux OSの最新版「Red Hat Enterprise Linux 5」を提供開始

レッドハット、企業の基幹システムに対応可能なLinux OSの最新版
「Red Hat Enterprise Linux 5」を提供開始

~仮想化技術を新搭載し、システム性能の向上と運用コストの削減を同時に実現~

~ソリューションセットの提供も開始し、ミッションクリティカルなシステムへの対応を強化~


 レッドハット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤田祐治、以下レッドハット)は、企業の基幹システムに対応可能なLinux OSの最新版「Red Hat Enterprise Linux 5」の提供を開始します。CPU数に制限のないサーバ向け「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」、最大2CPUまでのサーバ向け「Red Hat Enterprise Linux 5」、およびクライアント向け「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」の3つの製品で構成されます。今回あらたに設定された「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」は、既存の「Red Hat Enterprise Linux AS」の後継となる製品で、これまでオプションとして提供してきたクラスタリングソフトウェア「Red Hat Cluster Suite」と、ストレージの仮想化を可能にする「Red Hat Global File System」を統合しています。従来同様、年額のサブスクリプション形式(注1)で、本日より国内での販売を開始いたします。同時に、製品、保守サービス、コンサルティングサービス、およびトレーニングを包括的に提供するソリューションセット「Red Hat Solutions」も、本日より受注を開始します。

(注1)テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年間料金。(価格は添付資料参照)


■「Red Hat Enterprise Linux 5」の特長
 「Red Hat Enterprise Linux 5」は、大規模な基幹システムにおいて初期導入費用と運用コストを最小限に抑えると同時に、商用UNIXをベースとしたシステム以上の高い信頼性と性能を実現するために多くの新機能を搭載しています。最大の特長は、オープンソースの「Xen(ゼン)」をベースとした仮想化技術の採用と、クラスタリングソフトウェア「Red Hat Cluster Suite」と、ストレージの仮想化を実現する「Red Hat Global File System」の統合です。

 仮想化技術の採用により、単一のサーバに複数のOSやアプリケーションを搭載して同時に稼動させることが可能になります。通常は15%から20%程度と言われるCPU稼働率を最大で80%程度にまで高め、システム全体の性能を大幅に向上させることができます。複数コア搭載のCPUを採用した最新のサーバに対しても本来のCPU性能を充分に活用した運用が可能となり、投資対効果を最大化することができます。同時に、従来のシステムで使用していたバージョンアップの困難なアプリケーションをOSごと仮想化することができ、効率的なサーバ運用を実現します。

 また、今回あらたに追加された「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」では、クラスタリングソフトウェア「Red Hat Cluster Suite」と、ストレージの仮想化を可能にする「Red Hat Global File System」を統合しました。「Red Hat Cluster Suite」のフェールオーバ機能や負荷分散機能により、可用性の高いシステムを構築することができます。また、分散ファイルシステムである「Red Hat Global File System」により、ストレージの利用効率を高めつつ低コストでミッションクリティカルなシステムを実現します。

 「Red Hat Enterprise Linux 5」は、基幹システムにおけるほぼ全ての領域で商用UNIXを凌駕する性能を備えています。Javaアプリケーションの処理性能ベンチマークテストSPECjbb2005では代表的な商用UNIX製品の約3倍にあたる性能を達成しています(注2)。従来の「Red Hat Enterprise Linux 4」でも、意思決定支援システムのベンチマーク指標TPC-Hにおいては、代表的な商用UNIXとUNIXサーバ最上位機種の組み合わせと比較して30%安いコストで5%高速であるとの結果も出ています(注3)。さらにWebサーバの性能を評価するSPECweb2005においては上位7位まで全てがRed Hat Enterprise Linux搭載機による結果となっています(注4)。


■ソリューションセット「Red Hat Solutions」
 企業のCIOや情報システム部門は、システム全体の品質や性能の向上とともに初期費用や運用コストを削減する課題に直面しています。レッドハットは、オープンソースをベースとした信頼性の高く低コストな企業情報システムの構築を推進するため、「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」を主軸にシステムに最適化されたプロフェッショナルサービスや製品、トレーニングなどを包括的に提供するソリューションを初めて製品化し、第一弾として下記の2つのソリューションセットとして本日より受注を開始します。

・Red Hat Datacenter Solution
 ミッションクリティカルな企業システムを構築する上で必要な製品とサービスを包括的に提供します。「Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform」、「Red Hat Directory Server」およびシステム管理製品である「Red Hat Network」の組み合わせに、プロフェッショナルサービス、トレーニング、24時間365日対応のプレミアムサポートを加えたソリューションセットです。
(価格は添付資料参照)

・Red Hat HPC Solution
 「Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform」をベースに、単体で製品を購入する場 合と比較して価格を大幅に抑えた科学技術計算向けソリューションです。多数のサーバを 連携させ高速な科学技術計算を低いコストで実現することが可能になります。(価格は添付資料参照)

(注2)Principled Technologies, Inc.発行の「SPECjbb2005 performance on a Red Hat Enterprise Linux 5 Intel processor-based system and a Sun Solaris 10 AMD processor-based system」より引用。
 http://www.principledtechnologies.com/clients/reports/Red%20Hat/Red%20Hat.htm

(注3)Transaction Processing Performance Council(TPC)のwebサイトより引用。www.tpc.org

(注4)Standard Performance Evaluation Corporation (SPEC) のwebサイトより引用。www.spec.org


■レッドハット株式会社について
 レッドハット株式会社は、米国ノースカロライナ州ラーレーに本社をおく、エンタープライズLinuxの世界的なディストリビューション Red Hat, Inc.の日本法人です。オープンソースを基盤として、組込み系からエンタープライズサーバまで対応する普遍的なプラ ットフォームとサービスを提供しています。


●LINUXはLinus Torvaldsの商標です。RED HATとJBOSSは米国Red Hat, Inc.ならびにその子会社の登録商標です。その他、記載されている会社及び製品の名称は、各社の商標または登録商標です。
9901


■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
 営業担当: sales-jp@redhat.com
 TEL: 03-6406-9920 FAX: 03-6406-9901

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