NEC、「WebSAM」とクワンティの「Qloc Engine」との間で製品間連携を強化
NECの「WebSAM」とクワンティ株式会社の「Qloc Engine」との連携強化
~WebSAMのナレッジデータベースへQloc Engineを登録。
Linuxシステムのパッチ適用効率が向上~
日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下:NEC)の統合システム運用管理ソフトウェア「WebSAM(ウェブサム)」と、WebSAMのパートナー制度「WebSAM WORKS」のパートナーであります、クワンティ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 寺澤 陽一郎、以下:クワンティ)のLinuxシステムのパッチ適用ツール「Qloc Engine(クロック・エンジン)」との間で、このたび製品間連携を強化しました。
これは中堅、中小の文教向け市場、iDC市場などの Linux/OSS 採用に積極的な市場に向けて、運用管理ソフトとパッチ適用ソフトの更なる浸透を狙ってのことであり、両社で昨年度より共同作業を行ってきました。
「WebSAM」は小規模から大規模システムのサーバを統合管理する製品で、2007年3月にVer.7を発表し、複雑なシステムをシンプル運用できるマルチプラットフォーム対応の製品として定評があります。
「Qloc Engine」は市場拡大が進むLinuxシステムのOS、アプリケーションのパッチ適用ツールで、特にOSのセキュリティホールのパッチ適用で定評があり、この分野で、2006年10月に国内特許を取得しております。
「WebSAM」と「Qloc Engine」はこれまで、Qloc Engineと管理サーバーソフトウェアであります「qeMOTHERserver(マザーサーバー)」との間で行われるパッチ適用状況をWebSAMで監視し、パッチ適用異常などの通報を行っておりました。
WebSAMの特徴のひとつに「ナレッジデータベース」があります。運用時に発生する様々な事象に対し、「何が起こったか」を通報するだけでなく、「何を行えばいいのか」対処のガイドまで行うことができ、運用者の負担を軽減します。
今回WebSAM WORKSの「ナレッジデータベース」対応の第一弾として、クワンティと共同で「Qloc Engine」のナレッジデータを登録しました。このことによってパッチ適用異常などの障害の発生時に通報だけでなく、「何を行えばよいか」まで運用者に通知することが可能になり、パッチ適用効率を飛躍的に向上させることができます。
今回登録しました「Qloc Engine」ナレッジデータは本日より、NECとクワンティより提供開始されます。このことによって両社は今後3年間で200システムでの協業効果を見込んでいます。
オープンソースの社会的認知が高まる中、Linux市場は大きく拡大する傾向を示しております。NECとクワンティは今回の連携強化を契機に共同プロモーションを展開し、連携強化製品の販売に注力いたします。
直近の共同プロモーションは下記を予定しております。
・4月26日 NECプラットフォームイノベーションセンターにて共同セミナー
「Linuxサーバの脆弱性対策の落とし穴 ~確実・効率的なパッチ適用。これからのLinuxサーバ管理~」( http://www.nec.co.jp/semi/wsw070426/ )を開催します。
・5月30日~6月1日東京ビッグサイトで開催される
「LinuxWorldExpo/Tokyo 2007」( http://www.nec.co.jp/semi/lwe2007/ )へ出展します。
■「WebSAM」に関する情報は、以下のサイトでご覧いただけます。
http://www.nec.co.jp/WebSAM/
■「WebSAM WORKS」に関する情報は、以下のサイトでご覧いただけます。
http://www.nec.co.jp/middle/WebSAM/partner/
■「Qloc Engine」ならびに「qeMOTHERserver」に関する情報は、以下のサイトでご覧いただけます。
http://www.qloc.net/
■お客さま問い合わせ先
NEC 第一システムソフトウェア事業部 マーケティング・販促グループ
TEL: 03-3456-3248 e-mail: info@mid.jp.nec.com
クワンティ株式会社
TEL: 03-3524-4771 e-mail: office@qwanty.com
以上