サントリーグループ、食品事業の首都圏生産拠点「サントリービバレッジプロダクツ 神奈川綾瀬工場」を竣工
伸長を続ける食品事業の首都圏生産拠点
「サントリービバレッジプロダクツ(株) 神奈川綾瀬工場」竣工
―自然環境に配慮した"人と自然と響きあう都市型工場"を実現―
サントリー(株)のグループ会社、サントリービバレッジプロダクツ(株)(本社:神奈川県綾瀬市、社長:長井直士)は、建設を進めていた「サントリービバレッジプロダクツ(株)神奈川綾瀬工場」を、4月19日(木)に竣工し、本格稼動を開始しました。
新工場は、伸長を続けるサントリー食品事業の首都圏における生産拠点として、「伊右衛門」「ウーロン茶」などサントリーブランドの清涼飲料を製造します。
当社の食品部門は、昨年度7,600億円を超える売り上げとなり、サントリーグループの中核事業として成長を続けています。なかでも、中心となる飲料事業は「BOSS」「伊右衛門」などのメガブランドを有し、飲料業界におけるNO.2のポジションを確固たるものとしています。
当工場は、ペットボトルの容器成型から中味製造・充填包装・設備保全・品質管理・生産管理に至るまでを一貫して行う食品工場として、最新鋭の設備・技術を導入し、高品質の製品を効率よく生産する体制を構築するとともに、"人と自然と響きあう都市型工場"をコンセプトに様々な取り組みも行っていきます。
また、工場内に首都圏の流通の中心的な役割を果たす配送センターを併設し、製造から出荷までをスピーディに効率良く行います。
<環境への配慮>
"人と自然と響きあう"を企業理念に掲げるサントリーグループは、当工場においても、自然環境に配慮して設計を行いました。
風力発電、太陽光発電、マイクロ水力発電といったクリーンエネルギーを積極的に導入するほか、徹底した水の循環利用や熱の有効利用などにより、用水使用量原単位・CO2排出量原単位・エネルギー使用量原単位で"業界トップの省資源・省エネルギー工場"を目指します。
<地域・自然との共生>
工場南西部に造成した公園と遊歩道を地域の皆様にご利用いただくほか、地域の美化活動などへの積極的な参加・協力により、地域や自然との共生を図っていきます。また、敷地内に15,000本の植樹を行うなど、緑地をふんだんに確保し、景観にも配慮しました。
<生産・品質保証体制>
品質保証への取り組みについては、サントリーグループの品質方針「All for the Quality」※のもと、製造工程での徹底的な品質管理を行っていきます。製品1本1本において最高の品質を目指すことはもちろん、HACCPやISO9001の取得、トレーサビリティーの推進により品質保証体制の向上に努めていきます。また、最新鋭の設備・技術の導入により、多品目の製造に対応できる効率の良い生産体制を構築し、コスト面においても優れた工場を目指します。
※サントリーグループでは、2004年に品質方針「All for the Quality」を制定しました。
これは、企業活動の最も基本的な命題である"品質保証"に取り組む姿勢を示したもので、研究・開発から生産、物流、サービスに至る全社員に伝達されています。
―記―
▼工場名 「サントリービバレッジプロダクツ(株) 神奈川綾瀬工場」
▼工場長 長井 直士(ながい ただし)
(※サントリービバレッジプロダクツ(株)代表取締役社長兼任)
▼所在地 神奈川県綾瀬市深谷与蔵山6690番地
▼敷地面積 約13万m2(工場全体)
▼建築面積 約1.6万m2(生産棟)
▼主な製造製品 「伊右衛門」「ウーロン茶」
▼年間生産能力 2,500万ケース
▼従業員数 約100名(生産棟)
▼設 計 (株)安井建築設計事務所
▼施 工 鹿島・大林組共同企業体
▼投資額 約200億円(生産棟)※土地代含まず
以 上