CTCとKDDI、無線LAN対応のau携帯電話を活用したIP電話ソリューションで協業
CTCとKDDI、無線LAN対応au携帯電話を活用した総合的なエンタープライズ向けIP電話ソリューションに関する協業で合意
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 (略称: CTC、本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 奥田陽一) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長: 小野寺正) はこのたび、オフィスのワークスタイルの変革を実現するため、KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」を活用したIP電話ソリューションに関して両社で協業していく事で合意しました。これに伴い、CTCは、本年7月より本ソリューションの提供を開始いたします。
企業では、企業ネットワークに関わる通信費・保守運用費の削減と共に、業務プロセスの改善・オフィスの知的生産性向上をはかるため、ブロードバンド&モバイルオフィスの導入検討が盛んになってきております。特に、営業など外出の多い部門を中心に、同一の端末で公衆網 (携帯電話網) と構内網 (企業LAN) 間でシームレスに通信できる環境が望まれています。
KDDIがau初の無線LAN対応の携帯電話として昨年7月より企業向けに提供を開始している「E02SA」は、社内では無線LAN対応のVoIP内線電話として、外出時にはau携帯電話として利用可能で、1端末による効率的な企業ネットワークの構築が可能になります。
CTCは、昨年7月より、Cisco Systemsの呼制御ソフトウェア「Cisco Unified Communications Manager」、ネクストジェンSIP-Proxyサーバ「NX-E1000」、Aruba Networksのモビリティ・コントローラやアクセスポイントを組み合わせた独自ソリューション「ワイヤレスIP電話ソリューション」を販売しております。今回、CTCでは、KDDIと協業することで、KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」をラインナップに加えるとともに、携帯電話回線および固定電話回線サービスを組み合わせた総合的なエンタープライズIP電話ソリューションの強化を図ります。
なおCTCでは、自社の一部オフィスに、このソリューションとKDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」250台を組み合わせたシステムを導入しており、従来の設備投資に対して約20%のコスト削減を実現しています。本システムの設計、構築、運用はすべてCTCが行っています。
両社では、今後とも企業のIT経営戦略に貢献する無線LAN対応のau携帯電話を活用したブロードバンド&モバイルソリューションを共同展開していきます。また、企業の競争力強化・業務効率改善に向けたワークスタイルの変革を促す付加価値サービス創出に向け検討していきます。
●「OFFICE FREEDOM」によるワイヤレスIP電話ソリューションの構成例
* 関連資料 参照
●無線LAN対応au携帯電話について
KDDIでは、無線LAN対応の携帯電話を利用した無線LANケータイ内線ソリューションの総称を「OFFICE FREEDOM (オフィスフリーダム)」とし、CTCはOFFICE FREEDOM認定パートナーとして活動していきます。