ペンタックス、HOYAとの株式公開買い付けに関する協議継続を発表
HOYA株式会社との間の公開買付けに関する協議について
当社は、当社とHOYA株式会社(以下、「HOYA」といいます。)との間で予定されておりました合併(以下、「本件合併」といいます。)について、HOYAや当社株主の意向を含む当社を巡る状況の変化その他の諸事情を総合的に判断した結果、2007年4月10日に本件合併は断念せざるをえないことを決定し、その旨発表しております。しかしながら、当社といたしましては、HOYAとの間で2006年12月21日付で締結しております基本合意(以下、「本基本合意」といいます。)に基づき、HOYAとの間で同社との経営統合の可能性につき誠実に協議を継続することについては、現時点においても変更はございません。
また、2007年4月7日、当社はHOYAから、当社株式の全株式を対象として、買付価格を1株770円とする公開買付けのご提案(以下、「新提案」といいます。)を受けております。
当社といたしましては、当社株主の観点からすれば、合併は当社株主も新会社の株式を受け取ることにより、新会社による今後の成長の果実を享受いただくことができるのに対し、公開買付けは現金と引き換えに一度当社株主の立場を退出いただくこととなり、当社株主にとってその意味合いはまったく異なるものと考えております。当社は、この新提案について、本基本合意の趣旨とは必ずしも整合しない新しいご提案と受け止めておりますが、かかる新提案の受諾の可否につきましては、今後も当社の株主価値の最大化の観点から、誠実に検討を継続する方針です。
また、上記認識のもと、当社取締役会として、当社の株主価値の最大化を果たすためには、あらゆる選択肢を公平、かつ客観的に検討する必要があるところ、本基本合意においては違約金の制裁のもとかかる検討を行うことが厳しく制限されているため、今後のHOYAとの協議の前提として、かかる本基本合意に関わる制約の緩和をHOYAに引続き求めていく所存です。
今後、HOYAとの間の協議その他当社株主価値の最大化に関する当社における検討に進展があった場合は、証券取引所等を通じ適切に開示いたします。
投資家の皆様におかれましては、上記事情をご賢察の上、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
以上