三井住友海上、2007年度から商品ラインアップのスリム化とわかりやすい商品を開発
「商品イノベーション(商品改革)」を展開
三井住友海上火災保険株式会社(社長 江頭 敏明)は、「契約の条件が複雑」「特約の種類が多すぎる」といったお客さまの声、「お客さまへの説明が難しい」といった代理店の声を反映させた「商品イノベーション(商品改革)」を2007~2008年度にかけて展開します。
お客さまにとってわかりやすい保険商品、社員・代理店が説明しやすい保険商品の開発により、「商品説明・提案」「重要事項説明・意向確認」「契約締結・告知」「契約維持・管理」「満期案内・管理」からなる「保険の基本サイクル」を確実に実行し、お客さま基点にたった企業品質の向上をめざしていきます。
1.商品ラインナップのスリム化【2007年度から実施】
商品ラインアップをスリム化するとともに、わかりやすい商品を開発します。単なる商品の廃止でなく、お客さまのニーズに対応する必要な機能を残した上で全体を整理統合します。
2006年度 2008年度末
(個人分野)販売商品数 68 約15(約8割削減)
(個人分野)販売特約数 約1,400 約700(約5割削減)
2.保険の用語を「わかりやすい言葉」に刷新【2008年4月までに完了】
保険の専門用語を極力排除。お客さま向けのパンフレット等から、わかりやすい言葉に変えていきます。
【具体例】
(変更前) (変更後)
「契約の異動」 「契約内容の変更」
「保険の目的」 「保険の対象」
「担保する」 「補償する」
3.保険の約款をわかりやすく【次期新商品から採用】
約款をわかりにくくしている原因を分析し、それら原因を排除した約款を作成します。
(例)
・文章を短くする、括弧書きを多用しない、二重否定を使わない、などの文章上の工夫を行なう。
・図表・算式を用いる、注意書きを活用する、などの視覚的にわかりやすい工夫を行なう。
4.「商品管理システム」を構築【2008年4月から稼動】<業界初> (※別添ご参照)
(1)商品開発プロセス管理:保険商品の開発工程における部門間のチェック機能や決裁等をシステム化。
(2)商品情報管理:商品認可内容などを種目横断で一括管理。
(3)文書管理:パンフレット、約款集、申込書等のデータを一括管理。
(4)保険金支払サポート:保険金支払いシステムと連動させ、迅速・正確な保険金支払いを実現。
5.保険証券・支払保険金一覧などをパーソナル化・Web化【2007年度から実施】
保険証券をお客さま自身のご契約内容がよりわかりやすくなるように作成します。また、保険金請求時に請求可能な保険金を容易に把握できるような情報提供を行ないます。さらにそれぞれの内容がWeb(インターネット)経由でもわかるようにします。
添付別紙:
「商品イノベーションの全体像」
「商品管理システムの概要」
(※添付資料を参照)
以上