シード・プランニング、テレビ会議/Web会議のビジネス利用実態調査結果を発表
―過去2回の調査と比較して、満足度は上昇――
―利用頻度は「週1~2回」が増え、利用時間も「30分~45分」が増加する。時間が短い打ち合わせを頻繁に行うようになった――
テレビ会議/Web会議/音声会議のビジネス利用実態を継続調査
調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東 梅田佳夫社長)は、このほどビジネスマン515人を対象にテレビ会議/Web会議の利用実態調査を実施し、調査研究レポート「テレビ会議/Web会議のビジネス利用実態調査 2007(168,000円、2007年2月発刊)」にまとめた。
株式会社シード・プランニングは2004年からテレビ会議/Web会議システムに関する調査を継続的に行っているが、このほど実際にテレビ会議/Web会議/音声会議を利用しているビジネスマンにネットアンケートを行い、導入状況、接続拠点、利用状況、評価、利用したい端末、今後の改善点、データ共有等のコラボレーション等について調査を行った。
質問項目は2004年、2005年と同じ質問内容で行い、過去3回分の分析も行った。また新たに「高精細についてのニーズ」を質問項目に入れた。
● 71%が満足。2004年に比べ満足度が向上
本調査によれば、テレビ会議/Web会議システム/音声会議をあわせたテレビ会議システム全体の利用ユーザーの総合評価では「非常に満足」と「満足」を併せて71%のユーザーが満足している。この数字は2004年調査時の64%から7%の増加となっている。逆に不満を有しているユーザー(「不満」と「やや不満」の合計)は29%で2004年調査の36%から減少した。
* 関連資料「グラフ1」参照
●テレビ会議/Web会議/音声会議全体の利用頻度は増加し、1回の利用時間は減少
今回2007年度の調査では、テレビ会議/Web会議/音声会議全体の利用頻度は「月1-2回の利用」が最も多くて約1/3を占めているが、2004年度を100として利用頻度別の割合を見ると「週1~2回」の割合が増加し、「月1-2回の利用」と「2-3ケ月に1回」の割合は低下しており、日常的なテレビ会議の利用が定着し始めていることが伺える。また一方、「ほとんど使わない」という企業は11.8%であり、全体のまだ約1割が使っていない。
またテレビ会議/Web会議/音声会議全体の利用時間は2007年度調査では「約1時間」が38%で一番多く、全体の78%が1時間以内で会議が終わっている。2004年度調査との比較では「1時間以上」「1時間30分以上」「2時間以上」が減少し、「約30分」「約45分」が増加しており、全体的に短時間のテレビ会議/Web会議/音声会議を頻度多く行うようになっていることが伺える。
* 関連資料「グラフ2」参照
●高精細テレビ会議利用は約6割が導入意向
高精細テレビ会議利用については利用可能性が「ある」と「条件等による」の合わせて65%が導入意向である。
<調査概要>
■ 調査対象者
テレビ会議/Web会議/音声会議を1回でも行ったことのある現在会社に勤めている会社員
■ 調査方法
インターネットアンケートにより行い、有効回答515名。
■ 調査内容
テレビ会議システム(専用端末タイプ、パソコンタイプ)、Web会議システム(ASPタイプを含む)、音声会議システムについて、その導入状況、接続拠点、利用状況、評価、利用したい端末、今後の改善点、データ共有等のコラボレーション等を調査
■ 調査期間
2006年12月~2007年2月
本資料の詳細は
https://www.seedplanning.co.jp/report/00654.html