リニアテクノロジー、クワッド同期整流式降圧DC/DCコンバータを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3544」を販売開始
3mm×3mm QFNパッケージで300mA、200mA、200mA、100mAの出力を個別に
供給するクワッド同期整流式降圧DC/DCコンバータ
2007年5月7日-リニアテクノロジーは、リニアテクノロジーは、3mm×3mm QFNパッケージで最大で300mA、200mA、200mA、100mAの連続出力電流を供給するクワッド・チャネル、高効率、2.25MHz、同期整流式降圧レギュレータ「LTC3544」の販売を開始しました。LTC3544EUDとLTC3544BEUDは、どちらも3mm×3mmの16ピンQFNパッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は354円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3544は固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.25V~5.5Vの入力電圧で動作するので、1セル・リチウムイオン/ポリマーや複数セル・アルカリ/NiCad/NiMHアプリケーションに最適です。LTC3544は、0.8Vの低い出力電圧を生成可能なので、最新世代の低電圧DSPやマイクロコントローラに電力を供給することができます。2.25MHzのスイッチング周波数によって高さ1mm以下の小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能で、3mm×3mm QFNパッケージで供給されるので、非常に小型のクワッド出力ソリューションを提供します。
LTC3544はBurst Mode(R)動作を使用して、無負荷時の4本のチャネルの消費電流を合計わずか70μAに抑えます。また、ノイズを最小限に抑えることが必要なアプリケーション向けには、LTC3544BがBurst Mode(R)動作の代わりにパルス・スキップ・モードを使用して、出力リップルを最小限に抑えます。どちらのデバイスも95%の高い効率を達成し、1μ以下のシャットダウン電流を実現します。LTC3544とLTC3544Bは低損失の100%デューティ・サイクル動作により、VINと等しい出力電圧が可能で、バッテリ動作時間をさらに延長します。さらに、チャネル毎に個別のイネーブル・ピンを備え、ソフトスタート機能を搭載しているので、より柔軟な設計が可能なほか、短絡保護機能や熱保護機能を搭載しています。
LTC3544主な特長
・高効率:最大95%
・最大で300mA、200mA、200mA、100mAの出力電流を供給する4つの独立したレギュレータ
・入力電圧範囲:2.25V~5.5V
・2.25MHzの固定周波数動作
・ショットキー・ダイオード不要
・低損失動作:100%デューティ・サイクル
・低リップル(<20mVPK-PK)高効率Busrt Mode(R)動作:動作時の消費電流が70μA(全チャネルがオン状態の場合)
・0.8Vリファレンスにより、低出力電圧が可能
・シャットダウン・モードでの消費電流が1μA以下
・電流モード動作により、優れた入力および負荷過渡応答を実現
・熱保護機能
・高さの低い(3mm×3mm)16ピンQFNパッケージ
注:「主な特長」にある20mVPK-PKのPK-PKは下付。
以 上