大日本印刷、「おサイフケータイ」向け情報配信システムを開発
大日本印刷 おサイフケータイ(R)」向け情報配信システムを開発
小型情報配信端末機『PetitPorta(TM)(プチポルタ)』にかざして関連サイトを閲覧
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、FeliCa搭載携帯電話(以下、「おサイフケータイ(R)」)向け情報配信システムを開発しました。当システムは、情報配信端末機『PetitPorta(TM)(プチポルタ)』と、URL管理サーバーで構成されており、おサイフケータイ(R)をPOP(店頭広告)などに組み込んだプチポルタにかざすと、そのPOPに関連した情報を掲載するWebサイトのURLをおサイフケータイ(R)に配信するものです。本年8月より、販売を開始します。
【背景】
DNPは、従来、ICタグ、FeliCaカード、おサイフケータイ(R)のいずれかをポスター型の情報配信端末機にかざすことにより、そのポスターに関連した情報が、利用者の携帯電話に自動送信されるシステム『電波ポスター』を販売してきました。今回、導入企業からの要望を反映して、ポスターサイズより小型の情報配信端末機と、コンテンツ掲載URLの変更がスムーズに行えるシステムを、新たに開発しました。
【システムの概要】
1. 特徴
・ プチポルタは、小型で軽量のため、どんな場所へも設置が可能な他、POPなどのプロモーションツールへ組み込んで利用することができます。また、待ち受け時とおサイフケータイ読み取り時に光るLEDと筐体のカバーの色は、カスタマイズが可能です。
・ 生活者は、事前登録なしで、プチポルタにおサイフケータイ(R)をかざすだけで利用できます。また、携帯電話用プログラムのインストールは不要です。
・ 配信するURLは、導入企業がWeb管理画面より設定することができます。プチポルタへの設定は不要です。
・ URL管理サーバーでは、おサイフケータイ(R)やプチポルタごとにアクセス数を集計できます。会員情報と紐付けすれば、マーケティング情報として活用することも可能です。
2. プチポルタの仕様
外形寸法 : 幅58mm×高さ45mm×奥行き111mm(本体のみ、ACアダプターは別途)
重量 : 約140g(本体のみ、ACアダプターは別途)
電源 : DC6V±5%(付属ACアダプターを使用)
使用温度 : 0℃~40℃(結露のないこと)
保存温度 : 0℃~40℃(結露のないこと)
3. おサイフケータイ(R)対応機種
NTTドコモの「FOMAR」902iシリーズ、903iシリーズ、SO703i、F703i、N703iD、SH703i、F702iD、および、auとSoftBankのおサイフケータイ(R)全機種(2007年3月現在)
【活用事例】
『インタラクティブ・フリーペーパーラック』(協力:株式会社JL)
プチポルタを組み込んだフリーペーパーラックです。プチポルタにおサイフケータイ(R)をかざすと、フリーペーパーと連動したモバイルサイトへ誘導し、周辺案内、クーポンの配信などを行います。
その他、キャンペーンでの販促・告知ツール、店頭プロモーションツールとして商品紹介のWebサイトへの誘導、会員登録ツール、イベントでのスタンプラリー、などへの活用が考えられます。
【価格および売上見込み】
プチポルタはレンタル、URL管理サーバーはASPサービスにて提供します。価格は、プチポルタ5台とURL管理サーバーを1週間利用する場合で198,000円(税抜き)を予定しています。長期利用、カスタマイズに関する費用は別途提示します。
DNPは、今回開発したシステムにより、2007年度から5年間で3億円の売上を見込んでいます。
※ 「おサイフケータイ」及び「FOMA」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※ 「FeliCa」はソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式で、ソニー株式会社の登録商標です。
※ 「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
※ 「SoftBank」および「ソフトバンク」の名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。