メンター・グラフィックス、先端合成製品でアルテラの「Arria GX FPGA」をサポート
Altera Arria GX FPGAファミリーに対する合成サポートを発表
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は本日、同社の先端合成製品においてAltera Corporationが新しくリリースしたArria(TM) GX FPGA(Field Programmable Gate Arrays)をサポートすることを発表しました。両社はこれまでArria GX デバイス全製品に対し、Precision Synthesisリリース 2007a3からのサポートを実現するために緊密な協力を行ってきました。
Alteraの最新FPGAデバイス・ファミリーであるArria GXは、プロトコルに対して最適化されたトランシーバを、大量生産アプリケーションにとって魅力的なコストで提供するよう設計されたものです。「Arria GXはアルテラの強力なFPGAラインアップを強化するものであり、トランシーバの統合により製品ポートフォリオがさらに拡大されたと言えます。」メンター・グラフィックスのDesign Creation and Synthesis Division、General ManagerのSimon Blochはこのように述べています。「Arria GX FPGAを使用する設計者は、Precision Synthesisの各種先端機能を使用することで、高い予測性をもって短期間に設計目標を達成することができるでしょう。」
両社はメンター・グラフィックスの合成ツール群によるArria GX FPGA ファミリーのサポートを行うため、昨年末より共同作業を行ってきました。「Precision Synthesisの高い結果品質、高度な設計最適化ならびに解析機能により、ユーザーはコストを低減するとともに設計プロセス全体を加速することができます。」AlteraのVice President of Product and Corporate MarketingのDanny Biran氏はこのように語っています。「新しいArria GXファミリーを含め、全てのAltera製品ファミリーをお使いのお客様にPrecision Synthesisをお勧めします。」
業界で最も包括的なベンダー非依存のFPGA設計ソリューションであるPrecision Synthesisは、メンター・グラフィックスのFPGAフローの中核を構成する製品です。ASICプロトタイピングの高度なサポート(DesignWare(R) ライブラリ、SDC制約条件のサポート、ゲーテッド・クロックの扱い等)に加え、専用DSPおよびRAMブロックの自動マッピングおよび推定等、高度な実装および最適化テクニックをサポートしたPrecision Synthesisは、今日のハイエンドFPGAをターゲットとした設計に最適な製品です。さらに、Precision Synthesisは受賞歴のある設計解析機能を備えており、設計者は複数のビュー間をクロスプロービングしたり、スタティック・タイミング解析を対話式に実行して迅速な「what-if」解析を行ったりすることができます。Precision Synthesisは設計の繰り返し回数を削減し、より短期間かつ高い予測性をもって設計の完成を可能にすると同時に、高品質な結果を生成します。
メンター・グラフィックスの合成製品ラインの一部であるLeonardoSpectrumは、豊富な実績のある成熟した合成ソリューションをFPGA、ASIC両方に対して提供します。
●FPGA/PLDについて
http://www.mentorg.co.jp/solution/fpga-pld/