MCS、マーキュリー・エンタープライズと携帯向け動画変換システムで業務提携
「MCSが携帯向け動画変換システムでマーキュリー・エンタープライズと提携」
メディア・クルーズ・ソリューション株式会社(代表取締役社長:五郎丸 聡司,本社:東京都渋谷区,以下 MCS)は、この度、株式会社マーキュリー・エンタープライズ(代表取締役社長:阪本 耕造,本社:広島県広島市,以下 マーキュリー・エンタープライズ)との業務提携を発表しました。
今回の業務提携の目的は、両社のそれぞれ得意とする動画変換ソリューションを組み合わせることにより、急速に多様化しているPC及び携帯電話向けの動画配信に、広範に対応しようとするものです。
この提携により、バイロメディア有限会社(代表取締役:福田 稔,本社:広島県広島市,以下 バイロメディア)が開発し、マーキュリー・エンタープライズが総販売元となる携帯電話向け動画変換配信ソフトウェア「Motion Fitter」のMCSからの販売、またMCSの「VLOG Maker Engine」のマーキュリー・エンタープライズからの販売が可能となります。
また今回の提携の背景として、MCSは従来よりFlash動画変換ソフト「VLOG Maker Engine」を販売していますが、インターネットPC向けの動画配信に加え、携帯電話への動画配信需要の高まりに対し、携帯電話向け動画変換配信ソリューションを模索していました。
携帯電話向けの動画配信は既に一部の事業者で行われていますが、それらのサービスはほとんどが商品としての動画コンテンツや広告的なコンテンツであり、いわゆるUGC(User Generated Contents)を配信するものではありません。携帯電話向けの動画配信の難しさは、市場に出回っている携帯電話の多様性にいかに対応するかにあります。現在稼動している携帯電話の機能や画面サイズに合わせて動画コンテンツを用意しようとすると数十パターンの動画を用意する必要が出てきます。プロモーションビデオや広告ビデオであれば、データ量が数十倍になっても用意する価値がありますが、動画SNSやブログ、動画共有サイト等で投稿される一般投稿ビデオの場合、コンテンツ数が非常に多く、さらにアクセスされる頻度にばらつきがあるため、事前に変換しておく方法は効率的ではありません。
MCSの「VLOG Maker Engine」はユーザー投稿ビデオの普及を目指して開発販売されているため、携帯電話向けの動画配信もUGCに最適なソフトウェアが必要でした。
バイロメディアの「MotionFitter」は、FLV入力に対応していること、オンデマンドでの変換要求に対応していること、の2点でUGCの変換配信に最適なソフトウェアです。
今回、両社の変換ソリューションを組み合わせることにより、ユーザーが投稿したビデオは、まず「VLOG Maker Engine」でFLVに変換され、PCインターネット向けのコンテンツとして格納されます。携帯電話からは携帯向けWEBを通じてコンテンツを選択すると、その都度、対象となるFLVが「Motion Fitter」によって3GPP/3GPP2に変換され、配信されます。携帯電話へのダウンロードはFTTHに比べて遅いため、ユーザーにとって変換時間はほとんど気になりません。また、WEBでのコンテンツ選択時に対象機種の判定をしているため、動画は使用携帯電話に最適な形に変換されてダウンロードされます。
また、「Motion Fitter」にはこれ以外にも優れた機能を有しています。例えば、ダウンロードを高速化するキャッシュ機能、ダウンロードされたコンテンツの不正利用を防ぐ再生制限機能や、定期的に発表される最新型携帯電話などにも発売から即対応となっています。
今後、「VLOG Maker Engine」と「Motion Fitter」の組み合わせにより、事業者はより効率的に動画コンテンツをPC及び携帯電話に配信可能となります。
【 製品情報サイト 】
Motion Fitter:http://mercury-enterprise.com/motion/
VLOG Maker Engine:http://www.mcskk.com/product/div_int/vm_engine.htm
*Flash8、すべてのAdobe Systems製品名は、Adobe Systems ,Inc.社の商標または登録商標です。
*Motion Fitterは、バイロメディア有限会社及び株式会社マーキュリー・エンタープライズの商標です。
*その他、記載された会社名および製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。