シャープ、地上デジタルDVB-H/T-DMB放送受信用のチューナモジュールを開発
世界初(※1) デュアルモード搭載
地上デジタルDVB-H(※2)/T-DMB(※3)放送受信用
チューナモジュールを開発
シャープは、世界で初めて、地上デジタルDVB-H放送とT-DMB放送の双方を受信することができるデュアルモード搭載チューナモジュール<VA3B5EZ915>を開発しました。
国内では、昨年4月よりモバイル機器向けに地上デジタル「ワンセグ放送」が開始され、「ワンセグ」対応の携帯電話の国内出荷は、この夏にも累計で1千万台を超える見通しです。海外でも同様なサービスとして、欧州を中心とした各地域にて「DVB-H放送」が、また欧州の一部地域や韓国では「T-DMB放送」が開始され、モバイル機器向け地上デジタル放送の市場拡大が見込まれています。
基幹部品であるチューナモジュールは、携帯電話を中心としたモバイル機器に搭載することから、小型・薄型化、低消費電力化が強く求められています。
当社は、こうしたニーズに対応して、小型・薄型化・省電力性に優れたチップセットを開発、これにより「DVB-H放送」と「T-DMB放送」の両放送に対応した業界最少消費電力(※4)チューナモジュールを実現しました。
<品 名>
地上デジタルDVB-H/T-DMB放送受信用チューナモジュール
<形 名>
VA3B5EZ915
<サンプル価格(税込み)>
20,000円
<サンプル出荷時期>
2007年7月初旬
<生産能力>
300,000台(月産)
■主な特長
1.世界初、DVB-H放送とT-DMB放送の両方が受信可能
2.業界最少の消費電力(43mW)を実現
3.小型・薄型パッケージサイズ(8.0×8.0×1.25mm)を実現
※1 2007年5月22日現在。当社調べ。
※2 DVB-H(Digital Video Broadcasting-Handheld):欧州地域などで採用されているモバイル機器向け地上デジタル放送規格
※3 T-DMB(Terrestrial-Digital Media Broadcasting):韓国/欧州一部地域で採用されているモバイル機器向け地上デジタル放送規格
※4 タイムスライス時の平均消費電力値、2007年5月22日現在。当社調べ。
※詳細は添付資料をご参照下さい。