ダイビル、2007年4月を始期とする中期経営計画を策定
中期経営計画策定のお知らせ
当社は、2007年5月25日開催の当社取締役会において、2007年4月を始期とする中期経営計画を策定致しましたので、その内容につき、下記の通りお知らせ致します。
記
1.中期経営計画
(1)計画名称 「ダイビル-3Dプロジェクト」
Dynamic & Dramatic reDesigning
(2)計画期間 2007年4月~2010年3月(3年間)
(3)ミッション・ステートメント
i)テナントが誇りに思うビルを提供し、テナントの信頼を財産とします。
テナントが当社を信頼し、貸室に愛着を感じてくれることは当社ビル賃貸事業の根幹です。常にテナントにとって望ましいオフィス空間と環境を提供することを使命とします。
ii)テナントとともに企業価値を高めます。
テナントが成長発展し企業価値を高めることは、そのまま当社の企業価値向上につながります。テナント企業の声に耳を傾け、日々変化するニーズを的確に汲み取り、テナントの企業戦略に応えます。
iii)美しい都市景観と品格ある空間を創出します。
常に時代の声に耳を傾け、洗練された品格ある都市景観とそこにふさわしいテナント集積を実現します。
(4)成長戦略(3年間の投資総額700億円、以降4年間で450億円)
i)所有賃貸を根幹とするビジネスモデルの強化・維持
市況変動に晒されにくいファーストクラスのビルを所有賃貸し、安定的な収益を確保する当社ビジネスモデルを一層強化・維持する。
ii)既存資産のバリューアップによる収益力向上
好立地の魅力をより生かすため当社既存資産のスクラップ&ビルドを進める。
大阪のオフィスビル市場では、築年数が古い旧耐震ビルが多数あり、今後建替え連鎖現象が予想される。当社は、その先陣を切ってマーケット好転の機を捉え、テナント囲い込みを有利に展開する。
iii)商業施設への進出
館内テナントのみならず外部からも人を誘引する商業空間は大型オフィスビルの必須の構成要素。中之島ダイビルで初の本格的な商業空間の運営に取り組み、今後の拡大を目指す。
iv)東京、大阪以外での事業展開
不動産価格が過熱状態にある東京・大阪にこだわらず、地方中核都市での事業展開を図る。商船三井とも連携してアジア成長都市での開発も手がける。良い案件があれば不動産会社、PM会社のM&Aも検討する。
v)PM事業の強化-2016年度売上130億円(2006年度37億円)
商船三井興産を子会社化し、PM事業規模を拡大する。同社営業力と当社ブランド,テナント誘致力とを結合し、PM事業を強化する。合わせて設備技術者の計画的養成、コスト削減を図る。
vi)人材の育成・強化
成長戦略を進める際のキーは人材であるという認識のもと、社員教育の強化を図る。
これまでの少数精鋭主義を維持しつつ、業容拡大に応じた要員増強を図る(特に営業開発要員)。
vii)経営体制強化
経営方針策定/経営監視と執行を分離し、コーポレートガバナンス体制の強化を図る。
合わせて、営業機能と開発機能を一体化した体制に組織を改編し、上記成長戦略の確実な実行を目指す。
※以下、詳細は添付資料をご参照下さい。